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ずっと隣で笑っていて

第24章 第二十四話

死んだのはわかってたんだ


でもそんなのは頭から消えて


早く帰ってきてほしかった…


もう一度この手にだきしめたかった…


『翔ちゃん ごめんね 行きたいんだけど 行けないんだよ 遠いんだ ここ…』

「智くん…」


涙が次から次から溢れて…

拭っても拭っても


止まらなくて…


『翔ちゃんを遺してきてごめんね 翔ちゃんは町を戻すのに必要だったからさ 連れて行けなかった 見てたんだよ 翔ちゃん頑張ってんの』

「智くん…」


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