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イケメン夜曲 ~幸せの夜曲~

第6章 思惑



テリザはゆっくりと彼の顔を見上げた。


「あの…お名前を、お伺いしても。」


アレクの言っていた「クリス」さんのことが、この彼とは一致する気がしない。

こんなに優しそうなのに…と思うと同時に、テリザは最初に見た、彼の冷たい光を思い出し、冷汗が背を伝った。

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