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イケメン夜曲 ~幸せの夜曲~

第4章 皆との距離



ラッドはソファーから立ち上がり、テリザの頭に手を乗せた。


「テリザ、今日はもうお休み。また明日は、ブルーベルを頼む。」


「はい…おやすみなさいませ、ラッド様。」


くすぐったそうに首をすくめてはにかむテリザに笑いかけて、ラッドは部屋を出ていった。


「テリザ」


ハルに声をかけられ、テリザは僅かに身をすくませた。


「…ここを片づけてから行くから、部屋で待っていろ。寝支度を手伝う。」


「あ、はい。」

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