嫌われ狸の一生
第17章 憎しみ
ハウステラスという、駐車場や庭も付いた一戸建ての借家が安くあったので、そこに住んでいたのだが、お隣の奥さんとは必ずもめた。
お隣さんは二回変わったが、妻のせいで出ていったと思う。
何をもめたかは知らないが、お隣の奥さんの悪口雑言をわめき続ける。
ボクたちの夫婦喧嘩は、お互いに大きな声で怒鳴りまくるから、近所の人がきたり、警察を呼ばれることもあった。
ボクは妻が頭がおかしいと怒鳴りまくり、警察にも逮捕して連行しろ、一生刑務所から出すなと怒鳴ったこともあるが、お隣の奥さんは事情をよく分かってくれて、妻がひどいことをみんなや警察に説明してくれて、ボクに同情してくれた。
すると妻はボクがお隣の奥さんと不倫をしているとか、ふたり揃って汚らわしいとかわめく始末。
ふたりともキサマの被害者だバカタレ、キサマこそ汚らわしいとボクが大激怒しても妻はますます憎しみを増すだけ。
お前は常に誰かを憎み、怒りを募らせてないと生きていけない人間だ、心の病だから病院に行こうと言ったこともあるが、そんなおかしな人間がいるわけがないと全く認めずにブチキレる始末。
それからボクたちはローンだけど家を建てた。
それからも母親を標的に憎しみを燃やすことは治まらなかった。
父親がガンになって亡くなる時の半年ぐらいは、急に可愛そうだとか言って憎むのをやめたが、半年も憎むのをガマンしたリバウンドか、さらに憎しみは激化した。
ボクも本格的に憎しみの標的になった。
あんな女から生まれたろくでなしだとか。
妻の憎しみに駆られた悪口雑言やこれから書いていくが様々な悪しき本性にボクは怒りで対抗するしかなかった。
妻の全人格を否定して死んでしまえとも何回も怒鳴ったが、妻は全く落ち込むこともなく憎しみを募らせていくだけだった。
ボクは会社でひどいことを言われて毎晩泣いていたのに、それと同等、いや、それ以上のことを言われても全く凹むこともなく憎しみを募らせるとはある意味大したものだ。
それにしてもスゴい憎しみであり憎悪だ。
よく押し潰されて破滅しないなで。
ボクは妻が自分の憎しみに押し潰されて破滅するのを願っているのに・・・
標的が母親やボクでよかったと思う。
もし憎しみの標的が子供やイヌにいっていたらどんなひどい目に遭わされたかと思うとゾッとする。
そうならなかったことだけは本当によかった。
お隣さんは二回変わったが、妻のせいで出ていったと思う。
何をもめたかは知らないが、お隣の奥さんの悪口雑言をわめき続ける。
ボクたちの夫婦喧嘩は、お互いに大きな声で怒鳴りまくるから、近所の人がきたり、警察を呼ばれることもあった。
ボクは妻が頭がおかしいと怒鳴りまくり、警察にも逮捕して連行しろ、一生刑務所から出すなと怒鳴ったこともあるが、お隣の奥さんは事情をよく分かってくれて、妻がひどいことをみんなや警察に説明してくれて、ボクに同情してくれた。
すると妻はボクがお隣の奥さんと不倫をしているとか、ふたり揃って汚らわしいとかわめく始末。
ふたりともキサマの被害者だバカタレ、キサマこそ汚らわしいとボクが大激怒しても妻はますます憎しみを増すだけ。
お前は常に誰かを憎み、怒りを募らせてないと生きていけない人間だ、心の病だから病院に行こうと言ったこともあるが、そんなおかしな人間がいるわけがないと全く認めずにブチキレる始末。
それからボクたちはローンだけど家を建てた。
それからも母親を標的に憎しみを燃やすことは治まらなかった。
父親がガンになって亡くなる時の半年ぐらいは、急に可愛そうだとか言って憎むのをやめたが、半年も憎むのをガマンしたリバウンドか、さらに憎しみは激化した。
ボクも本格的に憎しみの標的になった。
あんな女から生まれたろくでなしだとか。
妻の憎しみに駆られた悪口雑言やこれから書いていくが様々な悪しき本性にボクは怒りで対抗するしかなかった。
妻の全人格を否定して死んでしまえとも何回も怒鳴ったが、妻は全く落ち込むこともなく憎しみを募らせていくだけだった。
ボクは会社でひどいことを言われて毎晩泣いていたのに、それと同等、いや、それ以上のことを言われても全く凹むこともなく憎しみを募らせるとはある意味大したものだ。
それにしてもスゴい憎しみであり憎悪だ。
よく押し潰されて破滅しないなで。
ボクは妻が自分の憎しみに押し潰されて破滅するのを願っているのに・・・
標的が母親やボクでよかったと思う。
もし憎しみの標的が子供やイヌにいっていたらどんなひどい目に遭わされたかと思うとゾッとする。
そうならなかったことだけは本当によかった。