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嫌われ狸の一生

第27章 うつ病と病気とDV裁判

久しぶりに昼間面倒を見てもらって嬉しかっただろうな・・

ともかく保健証が手元に。これで医者に行ける。

ちなみに、銀行とか大企業とか出世とか大事な人はうつになると自費で病院に行くらしい。レセプトでうつがバレると大変だから。

ボクには自費なんて余裕はないから、保健診療。レセプトでうつがバレてるフシもあるけど、そんなことに構ってはいられない。

どん底の時は他で運があがるみたいで、ナンバーズやロトで小当たりしてカネはあったんだけど、もうひとつの治療のナンパ、エッチ、風俗に遣った。

うつになってもエロい欲望はなくならない。これが生きていられたもうひとつの理由。
だから宝くじのカネはエロにしか遣わない。

精子に血が混じった時はさすがにヤバいと思ったけどね。

うつ病の方はカウンセリングと薬でしのいだ。

病気の方は血圧200を越えて、再び石も・・よく生きてるって言われた。吐血は高血圧の影響、血圧を下げる薬や心筋梗塞の予防薬を処方された。

血尿や精子に血が混じるのは石の影響。
今度の石はかなり大きいのでレーザーで微塵まで砕いて出す方法が取られた。微塵なら何回かに分けて出るが、チクっとするぐらいか、出るまでもなく飲み薬で溶けるとのこと。

前回の時もこれにしてくれればよかったのに。あの石の出る瞬間の激痛(泣)

レーザー実施前と翌日は入院しなければならないので、これ幸いとばかりに二回目の裁判に入院をぶつけた。一日余分に休暇申請をして裁判が退院翌日になるようにしたのだ。我ながらスゴい計算。

判決はこれまでどおり生活費を妻に渡すこと、翌年の3月末まで妻と子供に会うことを禁ずという中途半端なもの。実質的に和解だ。

年末には妻は実家に戻っていたようで、妻の父親がうつ病のボクを不憫に思ったのか子供に合わせてくれるとのこと。

子供との面会は2時間。子供に会えるって喜んで遊園地に行こうかとかいろいろ考えたのに2時間。いつもの散歩コースにイヌと一緒にでかけて、食玩や本を買ってあげるので精一杯だった。

2時間とは酷な気もするが、うつ病のボクに子供を預けるのは危険なことだから、かなりの寛大な計らいだったと思う。

感極まって子供を連れて逃げる危険だってあるんだし。

うがって考えれば妻と子供に会うの禁止の期間だから、子供を連れてこいと脅されたとか訴えることもできたはずだ。

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