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幼い頃に見た、植物人間になった母親の兄・・あれはもしかして自殺に失敗した姿だったのかも知れない。

青酸とかを使えば、有毒ガスが発生することもあり、家族や近隣も巻き込んでしまう。
そうなれば、家族も死ぬか、多額の賠償を請求される。

あなたの抱えている悩みはそこまでして死ななければならないことですか?あなたには本当に手を差しのべてくれる仲間がひとりもいないですか？

こんなメッセージでサイトは終わっていた。

ボクは犬を抱きしめて泣いた。
名前も忘れたけど、このサイトのメッセージには感謝している。

手を差しのべてくれるといえば、うつ病の間両親に会った。

よく行くショッピングセンターで偶然に会ったのだ。両親は仲良く買い物をしていて、その姿にボクは安心した。

両親たちもよくこのショッピングセンターに来ているらしく、いつも子供と一緒のところを見て安心していたが、ボクがひとりでいて元気もないので思わず声をかけたとのこと。

ボクは子供との思い出に浸るように彷徨っていたからな・・

でも、ボクは大丈夫と言って差しのべてくれた手を振り払った。

あれだけないがしろにしてきた両親に自分が辛い時だけ助けを求めるなんてできなかった。
だから、うつ病のことも言っていない。
ボクは再び両親に背を向けて歩き出した。

うつ病でも性欲はなくならなかったのも生き延びた大きな原因だ。

セフレちゃんもいたし、ナンパや風俗も。
資金源はロトナンの小当り。

徹底的に最悪というのはないみたいで、この最悪でも小当りはする。まあボクの場合は幸運は小当り程度で大当りはしないのがまた・・複雑

たとえ絶望のどん底にいても、どこかに僅でも希望はあるから、運が上がってることもあるから、気づいてってのがこの章で言いたいこと。