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嫌われ狸の一生

第31章 史上最悪のパワハラ

系列会社にいた2年ぐらいは、父親の死や、別の章で話すが妻との関係の悪化とかはあったものの仕事的にはおだやかであった。

ずっと系列会社にいてもよかったのに・・

元の会社に戻ったボクを待っていたのは最悪な上司だった。殺しても憎しみが消えないほどのヤツだからクソジジイやクソ野郎と言うことにする。

このクソジジイとは何回か会ったことはあるが、一緒に仕事をしたワケでもないのにボクを毛嫌いしていて、理不尽な態度を取られていた。

よりにもよってクソジジイの下とは、大変なことになったと思ったが、想像を凌駕する非道さでボクは二度目のうつ病になることになる。

ボクのこと嫌いな偉い人が仕組んだ人事で、今のところボクに仕向けられた最後で最大の刺客だろう。

ボクはそのチームではNO2だったのだが、立場を台無しにするかのように後輩たちの前でボクを罵倒した。

いいことがあるとクソジジイや他の人のおかげになり、悪いことがあると全部ボクのせいにされた。

どんどんエスカレートして殴られたり蹴られたりもした。

この時の仲間たちには本当に助けられた。
なるべくボクとクソジジイが別行動になるように段取りをしてくれた。

クソジジイはボクの提案や企画はボロクソに言うが、他のメンバーの言うことは聞くので、ボクの企画は全部他のメンバーの発案にして通した。

それでもクソジジイと行動しなければならない時はあり、本当に最悪だった。

特にクソジジイと2人で動かざるをえない時はズタボロた。

ボクが運転すると、運転がヘタだとか道が気に入らんとかわめき続ける。
前をタンクローリーが走ってた時はタンクローリーに突っ込んで終わりにしようと80㌫ぐらい思っていた。

かなりの危険領域だ。
運転してる横から罵倒してわめき続けて、自分の命も危険だったなんてこのクソ野郎には知るよしもないだろう。

クソジジイと2人で食事する時も最悪。
水とかサービス料理がセルフだったりすると、他に給仕役がいないのでボクがやると、お前の触ったのなんて汚いと怒り、やらなければ気が利かないと怒る。

そういえばこのクソの下にいた一年ぐらい、ボクは食べ物の味がまったく分からないぐらいに心が病んでいた。

うつ病のことを隠していても周りから心配されるぐらいに顔色が悪かった。

クソ野郎は弱るボクを見て楽しむようにイジメをエスカレートした。

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