テキストサイズ

嫌われ狸の一生

第31章 史上最悪のパワハラ

訴えを起こしたり、入院すれば休職になるので経済的にツラい。
労災を認定するには訴えに勝ってパワハラの事実を確定しなければならないので、時間はかかるし。

クソジジイはどこで調べたのか子供の発達障害をつきとめて、親子揃って社会のゴミだと罵倒した。

このクソジジイ、殺してやりたかった。

毎晩クソジジイの名前を書いた紙を燃やしたり、針や釘で刺したりした。

アニメショップでデスノート(もちろん模造品)を買ってクソジジイの名前や残酷極まりない死因を書き続けた。

怨念や呪いをボクは少し信じているが、これだけの呪いをかけてもクソジジイはピンピンしている。
憎まれっ子世に憚るとはよく言ったものだ。

縁切寺にも行った。だから一年ぐらいで解放されたのかな・・

もちろん、周囲に心配されるぐらいだったし、レセプトでもうつ病はバレていたのだろう。

それだけ分かっていて会社がクソジジイに何もしなかったのは、ヘタに刺激するとますますイジメがエスカレートするのを恐れてのことだと思う。

クソにアクションを起こすならボクと離してからの方がいい。

クソジジイはこの後大左遷人事を受けることになる(笑)

クソジジイと一緒にいた時、ボクは怪人になりたかった。有毒の触手とかを持つムカデとかの怪人がいいな。

そしてクソジジイを襲撃して車や家を徹底的に破壊し、妻や可愛くて仕方ないと自慢していた娘を目の前で蹂躙して殺す。

こんなクソジジイの家族は汚ならしくて犯したくもないから、もちろん有毒の触手で蹂躙して殺す。

家も車も破壊、妻や娘が蹂躙されて殺害、この惨劇をゆっくりとご鑑賞できるようにクソジジイにはじわりじわりと効く毒を注入してやる。

絶望し、死に際になったクソジジイの前でボクは一瞬だけ素顔に戻り、満面の笑顔で世話になったな、ボクの怨みはこんなもんじゃ終わらないよて言う。

なんて残酷な。でもボクの憎しみはここまでしても消えない。クソジジイの親戚や縁者を調べあげて同様に残虐に皆殺しにしてやる。

もしボクが怪人になっていたら、どんなに強いヒーローがいてもボクの怨みの力が勝っていただろう。結末は、この怨念を邪魔したヒーローの敗北だ。

このクソをどんだけつけても足りないぐらいのクソジジイは、もし本人死亡なんて訃報があったら笑って万歳して酒が飲める。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ