嫌われ狸の一生
第34章 崩壊家庭
クソジジイのパワハラ地獄から逃れたボクは仕事的にはのびのびと暮らしていた。
平和だ。もう出世とかはどうでもいい。平和に仕事ができればいい。
そう思っていたが、ボクのことを評価してくれる人たちが現れた。
単身赴任の話がもちあがった。
復活候補か。自然が豊かなところだから、精神的な治療もかねてのことかな・・
仕事はがんばってきたつもりだから、仕事を評価してもらえるのはやはり嬉しい。
妻との関係は最悪だし、しばらく別居すれば少しは変わるかも知れない。
そんな思いもあってボクは単身赴任を受け入れた。
しかし、妻との関係はひどくなるばかり。
ボクが帰る度に母親の悪口やボクに対する悪口雑言を言い続けた。
悪口雑言は酷くなるばかり。
どこからこの憎しみが湧いてくるのだろう。
精神的にはかなりヤバかった。
職場における微妙な人間関係もボクの精神に負担をかける。
このままではうつ病が再発してしまう。
でもボクは時々余っている薬を飲んだり、酒でツラさを忘れて堪えた。
単身赴任先には土曜にやってる精神科はないし、家に帰れば子供や犬との時間を大切にしたい。
子供はもう高校生になっていた。
2015年の9月ぐらいに妻から電話があった。子供が妻の財布からカネを盗んだ。
ボクは怒りがこみ上げた。
あれだけの仕打ちをしておいてこんな時だけ・・
警察にでも突きだせばいいだろうとか、キサマが今までしてきたことだろうとか怒鳴った。
子供は警察に突き出されたみたいだが、発達障害のこともあり、今回だけは多目にみてくれたとのこと。
子供は泣いて反省したらしい。
手錠を見た時から震えが止まらなくなったとのこと。
そしてクリスマス前にボクの携帯に法律事務所から電話があった。妻の借金の件で・・
慌てて妻に電話をしようとしたが、電話番号は使われていない・・・
怒りと不安を胸にボクは妻の実家に電話をかける。実家なら何か知っているかも知れないと思ったのだ。
後で冷静に考えると、家族割で契約しているから利用明細を見れば変更後の電話番号は分かった。
そんなことを考える余裕もなくて妻の実家に電話をかけたのだが、結果的にはこれでよかった。
妻の父親から妻がサラ金に手を出していたことを告げられた。
ボクが妻にひどいことをしているから、そのストレスのせいで浪費をしたとか。
平和だ。もう出世とかはどうでもいい。平和に仕事ができればいい。
そう思っていたが、ボクのことを評価してくれる人たちが現れた。
単身赴任の話がもちあがった。
復活候補か。自然が豊かなところだから、精神的な治療もかねてのことかな・・
仕事はがんばってきたつもりだから、仕事を評価してもらえるのはやはり嬉しい。
妻との関係は最悪だし、しばらく別居すれば少しは変わるかも知れない。
そんな思いもあってボクは単身赴任を受け入れた。
しかし、妻との関係はひどくなるばかり。
ボクが帰る度に母親の悪口やボクに対する悪口雑言を言い続けた。
悪口雑言は酷くなるばかり。
どこからこの憎しみが湧いてくるのだろう。
精神的にはかなりヤバかった。
職場における微妙な人間関係もボクの精神に負担をかける。
このままではうつ病が再発してしまう。
でもボクは時々余っている薬を飲んだり、酒でツラさを忘れて堪えた。
単身赴任先には土曜にやってる精神科はないし、家に帰れば子供や犬との時間を大切にしたい。
子供はもう高校生になっていた。
2015年の9月ぐらいに妻から電話があった。子供が妻の財布からカネを盗んだ。
ボクは怒りがこみ上げた。
あれだけの仕打ちをしておいてこんな時だけ・・
警察にでも突きだせばいいだろうとか、キサマが今までしてきたことだろうとか怒鳴った。
子供は警察に突き出されたみたいだが、発達障害のこともあり、今回だけは多目にみてくれたとのこと。
子供は泣いて反省したらしい。
手錠を見た時から震えが止まらなくなったとのこと。
そしてクリスマス前にボクの携帯に法律事務所から電話があった。妻の借金の件で・・
慌てて妻に電話をしようとしたが、電話番号は使われていない・・・
怒りと不安を胸にボクは妻の実家に電話をかける。実家なら何か知っているかも知れないと思ったのだ。
後で冷静に考えると、家族割で契約しているから利用明細を見れば変更後の電話番号は分かった。
そんなことを考える余裕もなくて妻の実家に電話をかけたのだが、結果的にはこれでよかった。
妻の父親から妻がサラ金に手を出していたことを告げられた。
ボクが妻にひどいことをしているから、そのストレスのせいで浪費をしたとか。