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｢いやっ…いやだ、離せ…っおうたろ…｣



なんとか逃れようとじたばたする高木に僕は口を塞ぐかのように優しくキスをした。



｢…っ、ん、やめろ、って…おい、桜太郎…っんん｣


初めはついばむように、そしてどんどん、激しく。




｢…っはぁ…ちょっと、黙ってて｣



｢ん、んぅ、…っあ、ん！｣




高木の可愛らしい口端から漏れでる声が少し大きくなってくる。

ちらりと高木と目を合わせると、熱を帯びた視線がばっちりと重なり合う。



ふと正気に返ったのか、高木はまた僕に押さえつけられた四肢を強く振りほどこうとした。



｢いや、離してっ…やだって、俺、いやだっ…｣