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カラダも、ココロも。

第3章 新人社長



話している内容が理解できなくて、全くついていけない。



―ワァアアアアアア!!


キララちゃんと店長の様子を見ていると、いきなり、物凄い歓声が沸き上がった。

「来たわね!」
嬉々とした表情の店長。

「ほんとだぁ…でも女がジャマで見えない。」
目を凝らすキララちゃん。

確かに。皆が注目してるのは女の子達の先。
埋もれていてまるで見えない。
(この騒ぎよう…芸能人が来てるの?)


「じゃあ、アンタ達もっと前に行きなさいよ!」と、店長が人混みの中に私とキララちゃんをぎゅーっと押し込んだ。

「きゃー!」
「何よアンタ!」
「割り込み!?」

女の子達からのそんな罵倒を受けながらも、店長が押すからどんどん前に進む。


「はいはーい、ちょっとどいてね〜」

声色からしてニコニコ笑顔であろう店長。
なに!?なにがあってるのよ!!


(ぎゃーーっ!!先輩方の恨み買っちゃうよ!!!
芸能人なんて見れなくていいから…離して〜〜〜!!)



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