カラダも、ココロも。
第2章 目覚めと、夕暮れ
ドサッ!!
「ふぅ……」
「はぁー!重かった!!」
汗を掻くほどでもなかったけど、腕の筋肉が痛い…。
「全く!キャバクラ部門の奴め!後で立て替えた金額倍で請求してやるわ!」
店長が腕組をしながらプンプン怒ってる。
あのワインは、キャバクラ部門の人が発注先を間違えたらしく、3階のセクキャバ部門に送られてきたみたい。
「ユキ、ありがとう!
私はこれを下に運ぶから、営業に戻っていいわよ」
店長が振り向いてそういった。
多分またキャバクラ部門の店長とケンカしてくるんじゃないかな。
「わかりました!
あとこれ、ありがとうございました!」
店長にジャケットを返し、返事をして、私は脱衣室に戻った。