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距離

第1章 距離3

Sside

ニノが病院から戻ってきた。
スタッフとの打ち合わせを中断してニノの様子を見にいった。

スタッフ、メンバーからコンサート決行の判断は俺とニノで決めていいと言ってくれた。

楽屋に入るとニノがベッドで寝ていた。ちょっと顔がまだ赤いかな・・・
ベッドの淵に座り、ニノのおでこに手を置いたらまだ熱かった。
平気なふりをするニノが健気に見えた。

スタッフと打ち合わせした内容をニノに説明したが、今日のコンサートに出るといって聞かなかった。

薬が効いたら、少しは動けるようにはなるかもしれない。
しかし、あまり無茶はさせられない。条件として途中でしんどい様子が見えたらストップさせるといった。

そこから先はどうするかはまた話をしないといけないな・・・

ニノ「ごめん、迷惑かけて」

翔「遅いって笑)大丈夫。出るんでしょ。それまで寝て熱下げて。
スタッフに説明してくるわ。内容が決まったらまた来るから、いい子で寝ててね」
そういって俺はニノのおでこにキスをして楽屋を出た。
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楽屋をでて、俺はスタッフとメンバーを集めて、コンサート決行すると説明した。

翔「本人がやるっと言ってるので、夕方の熱の状況見てとなりますが、落ち着いていれば出させます。ただ、途中で厳しいと感じたら本人は途中で下げさせますので
よろしくお願いします。
その場合、再度振替になるかなと思います。完全な内容でコンサートでがきなかったということになるので・・」

潤「そうだね」

翔「そのあたりは運営側の問題なので、とりあえずはコンサートはやる方向で行きます。松潤、変更点の説明をお願い」

松潤「じゃあ、申し訳ないですがコンサート内容が大幅に変わります、曲も変更、ステージの動きも変わります。間違えないようにお願いします。では・・・・」

前半の頭の踊りあたりは変更なく、中盤の激しい踊りがカットされて、曲がアレンジされて立ちでの歌いと、スローに変えて椅子での歌いに変更。各自ソロはやるものの、ニノは全振りはせず、サビのみ。そのカバーとして相葉・大野さんがバックで踊ることになった。高いセリも危険だからとカット。踊りは少なくして車での移動転換が増えてた。

イヤモニで指示もらいながの動き、ニノのフォローに全員が入る。


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