距離
第1章 距離3
Sside
相「昨日、飲みすぎて体調悪かったけど、よくなったの?」
櫻「うん、大丈夫。昨日、お風呂に入って早く寝たから」
相「そう、ならよかったね」
相葉さんも気にかけてくれてたんだと思うと気持ちがほっこりとする。メンバーのみんな、優しい。
人それぞれ、優しさのタイプは違うけど本当にいい人ばかり。
相葉さんがスタッフの人に促されて音入れに入っていく。
それぞれが仕事をしていく、気がつくと夜も10時過ぎていた。
スタッフ「櫻井さんの音入れは今日はここまでとなります。残り3曲はまた後日です。お疲れ様でした。」
櫻「お疲れ様」と大きな声で挨拶をする。
相「お疲れ様~、いいな。俺もあと少し。また明日ね~」
と声をかけながらレコーディングスタジオをあとにする。
駐車場で車に乗り込む時に、ニノがやってきた。
ニノ「お疲れ様です。終わり??」
櫻「うん、終わったよ。お先帰るね。昨日、ありがとう。助かったわ。また明日ね」
ニノ「うん、またね」
必要最低限の会話しかできなかった。でもそれ以上の会話ってと言われても・・・。
平常心でちゃんと会話できた。
これでいいんだよな・・。
慌ただしく、車に乗り込み家路へと向かった。
------------------
暗いリビングの電気をつけて、テレビをつける。
テレビには嫌でも元カノのCMが目に入る。きれいな彼女ではあったけど、今は別の男がいて、妊娠までしている。
仕事どうするんだろう・・、CMもでているのに。
彼女の気持ちではなく、仕事のほうの心配をしてしまう。
俺って仕事人なんだな・・・
今思うと好きだったのかなとも思えてきた。好きだから付き合ったんだけど、ちゃんと向き合ってこれてたのかな。お互い仕事が忙しいから会える回数も少なかったけどなど考えていたが・・・いつの間にか悲しい気持ちはほとんど無くなっていた。
そしてふふふと笑っている。
それよりも明日、ニノとの仕事のほうが心配。いつも通りにしてられるのかな。
気を使われることも苦手なはず。
いつも通りでいいんだよと自分に言い聞かせながら、ビールも我慢して早く寝ることにした。
誰もが知っているアイドル、櫻井翔という役をしっかりと明日は演じようと思った。
相「昨日、飲みすぎて体調悪かったけど、よくなったの?」
櫻「うん、大丈夫。昨日、お風呂に入って早く寝たから」
相「そう、ならよかったね」
相葉さんも気にかけてくれてたんだと思うと気持ちがほっこりとする。メンバーのみんな、優しい。
人それぞれ、優しさのタイプは違うけど本当にいい人ばかり。
相葉さんがスタッフの人に促されて音入れに入っていく。
それぞれが仕事をしていく、気がつくと夜も10時過ぎていた。
スタッフ「櫻井さんの音入れは今日はここまでとなります。残り3曲はまた後日です。お疲れ様でした。」
櫻「お疲れ様」と大きな声で挨拶をする。
相「お疲れ様~、いいな。俺もあと少し。また明日ね~」
と声をかけながらレコーディングスタジオをあとにする。
駐車場で車に乗り込む時に、ニノがやってきた。
ニノ「お疲れ様です。終わり??」
櫻「うん、終わったよ。お先帰るね。昨日、ありがとう。助かったわ。また明日ね」
ニノ「うん、またね」
必要最低限の会話しかできなかった。でもそれ以上の会話ってと言われても・・・。
平常心でちゃんと会話できた。
これでいいんだよな・・。
慌ただしく、車に乗り込み家路へと向かった。
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暗いリビングの電気をつけて、テレビをつける。
テレビには嫌でも元カノのCMが目に入る。きれいな彼女ではあったけど、今は別の男がいて、妊娠までしている。
仕事どうするんだろう・・、CMもでているのに。
彼女の気持ちではなく、仕事のほうの心配をしてしまう。
俺って仕事人なんだな・・・
今思うと好きだったのかなとも思えてきた。好きだから付き合ったんだけど、ちゃんと向き合ってこれてたのかな。お互い仕事が忙しいから会える回数も少なかったけどなど考えていたが・・・いつの間にか悲しい気持ちはほとんど無くなっていた。
そしてふふふと笑っている。
それよりも明日、ニノとの仕事のほうが心配。いつも通りにしてられるのかな。
気を使われることも苦手なはず。
いつも通りでいいんだよと自分に言い聞かせながら、ビールも我慢して早く寝ることにした。
誰もが知っているアイドル、櫻井翔という役をしっかりと明日は演じようと思った。