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幻想世界☆

第17章 慟哭と苦悩①

・藤ヶ谷side

ハッと我に返ったら目の前にはグッタリとした北山がいて。



藤「北山?ハッ、北山あぁ」



これはいったい、俺がしたというのか!?

身体中キスマークだらけで所々の皮膚が、赤くなっている。

叩かれたような痕があり。



執事「如何ですドSの貴方にはピッタリだとは思いませんか?クスクスッ」

藤「貴様あぁ、クッ」



俺の中には魔が取り憑いているとこいつはそう言った



執事「もう逃れる事はできません諦め欲に溺れて下さい藤ヶ谷さま、ニヤッ」

藤「誰が、キッ」

執事「抵抗しても無駄です入り込んだ魔は貴方の意思で追い出すことはできませんから」

藤「くっそ」



何もかも、こいつは知っていたんだ。



執事「これからも貴方は、この者をこうして犯し続けることになるでしょう生きている限りはね」



冗談じゃない!。



執事「しかしラッキーでした捜していた銀色の狼が、こんなすぐ傍にいたとは」

藤「いつから知っていた」

執事「初めにこの者が屋敷へ来たときからです」

藤「なに!?」



そんな早く。



執事「ずーっと捜していたのですよ1年も前からずっとね ニヤリ」



銀色の狼は、白い月の使者

北山お前を護りたい、そう思うのとは逆に。

自分の存在が、最愛の人を苦しめる事になるというのであるならばいっそうの事




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