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幻想世界☆

第28章 幻想世界☆番外編

・第1章~始まり

○月×日

今日から、日記を書くことにした。

理由?ここは暇すぎて何もすることがないから。

それじゃダメですかね屋良さん(笑)

そう言ったら。

「まぁ、お前はずっといそうだからいっか」

そんな言葉が返って来てよ

どういう意味、それ?

あげく日記のタイトルを、確か監獄日記と書いたはずなのに。

いざ書こうとしたらいつの間にか、楽獄に訂正されてるし。

今後、あの人には気をつけた方がいいかもしれない。

さて、前置きはここまでにして。

なぜ俺が、こんなところにいるのかを書いておこう。

ある日そこら辺をウロウロしていたら変な奴らに追い掛けられ。

逃げ回っているうち。

とつぜん上から網が降って来て気がつくとここにいた

そのとき。

「こりゃ、売れそうにないな」

と、いう声を耳にしたのを今でもハッキリと覚えてる

だが最初はその意味が分からなかったんだ。

けれど今は。

得意のモノマネを披露しては、一生懸命アピールしているにも関わらず。

未だに買って貰えない状況に苛立っているってわけ。

誰か教えてくれ、どうしたら買って貰えるのかを?

こうして今日も何の変化もないまま、ただ1日が過ぎていく。

あぁーっ、つまんね。



〈コメント〉

お前の場合は、楽しんでるみたいだから監獄じゃなく楽獄だろ?

それに、たぶん何をやっても売れないと思うぜ。

諦めろ河合(笑) by屋良



○月△日

なっ、どうして屋良さんがコメントを書いてるんだよ

読んでるのか!?あり得ない

つうか今日は驚くべきやつがやって来た、健永だ。

やったぁー仲間じゃん。

こいつも俺と同じできっと売れないぞ。

ふふふっ―



〈コメント〉

俺も読んでるよ。by亮太

当たり前だろ、読むに決まっている(笑) by屋良





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