10分屋【ARS・N】
第3章 卒業
新宿の裏通り、雑居ビルの3階。
今夜も10分屋にお客がお出ましだ。
ドアのナンバーキーを解除させ、応接室に待たせた。
さぁ、今夜のお客様は…。
俺が応接室に入ると、座っていた女が立ち上がった。
「ウッス!に、二宮さん、はじめまして!」
頭を直角までおろしてお辞儀をするその女。
「あ、え、ゴ…、ゴリちゃん?」
身長180cm、体重100Kgはありそうなその女。
「柔道の金メダリストの、ゴリちゃん選手!?」
ゴリ選手は顔を赤らめて、また「ウッス!」と返事をした。
今夜も10分屋にお客がお出ましだ。
ドアのナンバーキーを解除させ、応接室に待たせた。
さぁ、今夜のお客様は…。
俺が応接室に入ると、座っていた女が立ち上がった。
「ウッス!に、二宮さん、はじめまして!」
頭を直角までおろしてお辞儀をするその女。
「あ、え、ゴ…、ゴリちゃん?」
身長180cm、体重100Kgはありそうなその女。
「柔道の金メダリストの、ゴリちゃん選手!?」
ゴリ選手は顔を赤らめて、また「ウッス!」と返事をした。