10分屋【ARS・N】
第3章 卒業
俺はゴリの首に腕を回した。
驚くゴリにチュッとキスをした。
「痛くしたお詫びだよ。」
ゴリは目を白黒させている。
「ひょっとして、キスも初めて!?」
ゴリは申し訳なさそうにうつむいた。
「嘘だろ、32歳でキスもまだなんて化石かよ…。」
ゴリは黙ってしまった。
「ったく…、目ぇ閉じろよ。」
ゴリはそっと目を閉じた。
俺は再びゴリの唇に口づけた。
さすがに10分間のロストバージンでキスも無しなんて、かわいそうだからな。
サービスだよ。
甘い甘いキスをした。
ゴリにだっこされたまま…。
キスが終わり、ゴリは俺をやさしく降ろした。
「あの、何で依頼を受けてくれたんスか…?」
ゴリが不思議そうに聞いた。
「アンタは俺だからな。」
子供の頃友達がいなかった。
自分に自信もなかった。
でも、何かに打ち込んで成長し、現在の自分を手にいれた。
そして、体に爆弾をかかえて日々闘っている。
「似てんよ、俺とアンタ。」
ゴリはニコッと微笑んで頭を直角に下げると、ドアを開けて出ていった。
驚くゴリにチュッとキスをした。
「痛くしたお詫びだよ。」
ゴリは目を白黒させている。
「ひょっとして、キスも初めて!?」
ゴリは申し訳なさそうにうつむいた。
「嘘だろ、32歳でキスもまだなんて化石かよ…。」
ゴリは黙ってしまった。
「ったく…、目ぇ閉じろよ。」
ゴリはそっと目を閉じた。
俺は再びゴリの唇に口づけた。
さすがに10分間のロストバージンでキスも無しなんて、かわいそうだからな。
サービスだよ。
甘い甘いキスをした。
ゴリにだっこされたまま…。
キスが終わり、ゴリは俺をやさしく降ろした。
「あの、何で依頼を受けてくれたんスか…?」
ゴリが不思議そうに聞いた。
「アンタは俺だからな。」
子供の頃友達がいなかった。
自分に自信もなかった。
でも、何かに打ち込んで成長し、現在の自分を手にいれた。
そして、体に爆弾をかかえて日々闘っている。
「似てんよ、俺とアンタ。」
ゴリはニコッと微笑んで頭を直角に下げると、ドアを開けて出ていった。