カワイイ子には気をつけて。
第3章 three
「…さんきゅ。竜弥。」
「いいの。いいの。てか、兄ちゃんに感謝しろよー。」
「いや、うちの竜弥が迷惑かけてるみたいだし。全然いいよ。」
迎えに来てくれたのは竜弥と
その兄雅也(マサヤ)だった。
雅也さんはとてもやさしい人で。竜弥とは大違い。
「大丈夫か?ケツはwwwwwww」
「大丈夫じゃないから呼んだんだよ!!家は…きっと誰もいねぇーし。」
「ごめんな…」
「謝んなよ!てか!分かってんだったら教えろよ!!
このバカが!!」
なんだよ!竜弥!!
「あ、着いたよ。…ほんと真っ暗だね…うち泊まってく?」
雅也さんはそう言ってくれたけど
「いえ、大丈夫ですから。」
なんだか、1人で居たい気分だった。