カワイイ子には気をつけて。
第9章 nine
時計の針が12をさした瞬間だった。
「…誕生日、おめでと。」
!!!
なんで…
知ってんの。
「これ、昨日竜弥と買いに行ってた…
プレゼント。」
あぁ、、だから。
だから、必死に隠してたんだ。
まって…この上ないくらい嬉しい。
「開けていい??」
「うん。」
開けると、
ブッサイクなぬいぐるみだった。
「…お前、ぬいぐるみ好きなんだろ?」
「え?」
「は?竜弥が言ってたけど!?
あいつの部屋はぬいぐるみだらけだって…」
「…それ、嘘。だよ?
俺が集めてるのは時計…」
「はぁ!?」