
Face or Body
第19章 結婚直前最後の事件
カズマの
情けない土下座姿に
その男は
『歳いくつ? 俺はさ…18なんだよ。』
『僕は17です…』
『1こしか歳が違わない俺が言うのはなんだけど…』
と間をおいたあと
『やっぱりダメなことは、ダメだよ…。
俺さ…いいお巡りさんやいい刑事さんが知り合いにいるんだ…』
諭すように
カズマに話しかける…
『俺さ… 先月までチンピラだったんだよ… 俺みたいな奴、誰からも期待されてなかったしさ…。 だけと言われたんだよね【やり直せる!!】ってさ…。
あんた… その制服…海浜高校かな?
エリート高校じゃん!! 頭いいんだから大丈夫!! 俺なんかより断然やり直しがきくよ…』
『……………。』
何だ?
なんなんだこいつ…!?
勝手に善意の第三者になりあがって!!
もしも
俺が性犯罪者になって
捕まったら
パパの銀行での立場がなくなる…
ママは発狂しちゃう…
それにコイツ…
ムカつく!!
もとチンピラ?
そんな社会の底辺にいるくせに
なに正義感ぶってるんだ?
俺は
その男に嘘をついた。
頭悪そうだし、でも人は良さそうだ…
『僕はカズマといいます。…』
『俺は西岡勇気ってんだ…』
『僕は家族と暮らしています。今から僕がした人として恥ずかしいことをちゃんと自分の口で、父と母に伝えます。そして警察にいきます…。…だから今、僕を警察には連れていかないで…』
『そっか… 両親がいらっしゃるか…
分かったよ。 俺は警察官じゃないからな… いいよ。自分で決めな。』
そして
『俺みたいに、親や兄弟から見放されたやつから見たら… 羨ましいな…』
と
ユウキは寂しそうに呟いた
『行けよ… でも自分でちゃんとしてかしたことのケジメをつけるんだぞ』
と
カズマを解放した…。
―――………
あんなチンピラに説教された
―――………
俺はあのハルちゃんに
抱きついただけだ!!
まだ胸も
毛が生えてない
ツルツルの恥丘も
割れ目さえ見ていない…
相手は小さい子供だ
何とでも言い訳できる…
それよりあのチンピラ崩れの工員だ!!
あいつを
このままにしていたら
俺の未来は終る。
―――……
その時
カズマに悪魔が舞い降りた…。
情けない土下座姿に
その男は
『歳いくつ? 俺はさ…18なんだよ。』
『僕は17です…』
『1こしか歳が違わない俺が言うのはなんだけど…』
と間をおいたあと
『やっぱりダメなことは、ダメだよ…。
俺さ…いいお巡りさんやいい刑事さんが知り合いにいるんだ…』
諭すように
カズマに話しかける…
『俺さ… 先月までチンピラだったんだよ… 俺みたいな奴、誰からも期待されてなかったしさ…。 だけと言われたんだよね【やり直せる!!】ってさ…。
あんた… その制服…海浜高校かな?
エリート高校じゃん!! 頭いいんだから大丈夫!! 俺なんかより断然やり直しがきくよ…』
『……………。』
何だ?
なんなんだこいつ…!?
勝手に善意の第三者になりあがって!!
もしも
俺が性犯罪者になって
捕まったら
パパの銀行での立場がなくなる…
ママは発狂しちゃう…
それにコイツ…
ムカつく!!
もとチンピラ?
そんな社会の底辺にいるくせに
なに正義感ぶってるんだ?
俺は
その男に嘘をついた。
頭悪そうだし、でも人は良さそうだ…
『僕はカズマといいます。…』
『俺は西岡勇気ってんだ…』
『僕は家族と暮らしています。今から僕がした人として恥ずかしいことをちゃんと自分の口で、父と母に伝えます。そして警察にいきます…。…だから今、僕を警察には連れていかないで…』
『そっか… 両親がいらっしゃるか…
分かったよ。 俺は警察官じゃないからな… いいよ。自分で決めな。』
そして
『俺みたいに、親や兄弟から見放されたやつから見たら… 羨ましいな…』
と
ユウキは寂しそうに呟いた
『行けよ… でも自分でちゃんとしてかしたことのケジメをつけるんだぞ』
と
カズマを解放した…。
―――………
あんなチンピラに説教された
―――………
俺はあのハルちゃんに
抱きついただけだ!!
まだ胸も
毛が生えてない
ツルツルの恥丘も
割れ目さえ見ていない…
相手は小さい子供だ
何とでも言い訳できる…
それよりあのチンピラ崩れの工員だ!!
あいつを
このままにしていたら
俺の未来は終る。
―――……
その時
カズマに悪魔が舞い降りた…。
