
Face or Body
第19章 結婚直前最後の事件
ヒカルとデーブは
確保したカズマをいったん
家に連れ戻し
母親の京子に
カズマ確保までの経緯を説明した。
すでに
サクラコから
今回の事件の捜査線上に
カズマが浮かび上がっていたことを
聞かされていた京子は
その現実を受け止めきれず
方針状態だったが…
自宅前にとめられた
捜査車輌に
手錠をはめられたカズマが
両脇にサクラコとヒカルに挟まれるように
後部座席に座らされる姿を見ると…
京子は
『まって… ママがカズ君を助けてあげるから… ね。保育園の時みたいに…ちっちゃかった時みたいに…』
フラフラした足どりで
玄関から素足のままで
走査車輌に近づいてきた…。
デーブはその気配を感じ
この気の毒な母親に声をかけようとした…
『お母さん… 落ち着いてください… (お母さんのお気持ちは分かりますが… 今はまず落ち着いて事態を受け止めましょう… いずれお母様にもお話を伺うことになると思います。)』と…
しかし
その言葉の途中
デーブは胸に鋭利な痛みを感じた
そして
胸部から熱いものが吹き出す
そんな感覚を認識した…
京子がキッチンから持ち出した包丁が
柄の部分しか残らない状態で
デーブの胸部に突き刺さっていた…!!
確保したカズマをいったん
家に連れ戻し
母親の京子に
カズマ確保までの経緯を説明した。
すでに
サクラコから
今回の事件の捜査線上に
カズマが浮かび上がっていたことを
聞かされていた京子は
その現実を受け止めきれず
方針状態だったが…
自宅前にとめられた
捜査車輌に
手錠をはめられたカズマが
両脇にサクラコとヒカルに挟まれるように
後部座席に座らされる姿を見ると…
京子は
『まって… ママがカズ君を助けてあげるから… ね。保育園の時みたいに…ちっちゃかった時みたいに…』
フラフラした足どりで
玄関から素足のままで
走査車輌に近づいてきた…。
デーブはその気配を感じ
この気の毒な母親に声をかけようとした…
『お母さん… 落ち着いてください… (お母さんのお気持ちは分かりますが… 今はまず落ち着いて事態を受け止めましょう… いずれお母様にもお話を伺うことになると思います。)』と…
しかし
その言葉の途中
デーブは胸に鋭利な痛みを感じた
そして
胸部から熱いものが吹き出す
そんな感覚を認識した…
京子がキッチンから持ち出した包丁が
柄の部分しか残らない状態で
デーブの胸部に突き刺さっていた…!!
