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マッハのバイヤーで
清野拓人へマッハを密売していた
洋一が遺体で発見され…
遺書まで発見されたこと…

その遺書から
『大海に申し訳ない』との一節があったため
港竜会の会長
柳大海を
マッハ製造密売の大元として逮捕し
港竜会に捜索の手を伸ばした…。

結果
マッハに係わる確かな証拠は
発見されなかったが
改造拳銃の製造密売の証拠と
取引ルートが判明し
警察は大きな副産物を得た。

ただ
マッハの製造と密売はすでに
港竜会の手からは離れているのではないか？
という問題も
浮上した…。

一方で警察は
洋一の死を
清野拓人からの販売代金の
入金記録がないことから
代金回収がままならなかったことで
大元である柳大海への謝罪のための
自殺と断定した。

その結果
拓人の死は
拓人みずからのマッハの過剰摂取による
中毒死であり
洋一の拓人への殺害関与はないという
見方をするようになっていた。

これらの状況から
事件発生時以降
行方をくらませている
拓人の妻である奈々と8ヶ月の子供トモキが
事件の事情を知る存在として
がぜん捜索線上に
浮上してきたのだった…。