
Face or Body
第29章 ほの暗く猟奇な世界
ベッドから
おもむろに起き上がり
膣内に挿入していたバイブを抜き
カオルは下半身に何もつけないで
洗面に向かい
バイブを綺麗に水洗いして
タオルで水気を拭き取り
再び引き出しにしまった。
と…
その時…
ピンポ―――――――――――――――ン!!
玄関のチャイムがなった。
なんてタイミング?
カオルは驚き身支度を整えて
インタフォンにでた。
『――はい。』
『――夜分失礼します。私…昼間に警察にお邪魔した【外に出ようよ!!】の戸田です。』
『――あの…なにか?』
『スイマセン!!…あの…やっぱり名城さんの爽やかな人柄が忘れられなくて… もう一度、警察の前でお帰りを待ってたんですが、気がつけばライダースーツで名城さんが、駐車場から出られてて…。…それで了解なく追いかけて来ちゃいました!!申し訳ありません!!』
インタフォン越しの
本当に申し訳なさげな声と
モニターにうつる
何度もペコペコと頭を下げる
戸田の姿…
可愛らしい顔つきに
カオルは何年かぶりに胸が
トキメキを感じた…。
カオルは戸田を
マンション近くのファミレスで
待つように伝えてから
部屋着から外出着に着替えた。
ファミレスにつくと
戸田が嬉しそうに
カオルに向けて手を降った…。
その姿を
周囲の客たちが
苦笑いをして戸田とカオルを
交互に見つめていた…。
20代の若い男と
30代の化粧気の少ない女…
いかにも釣り合わないよと言いたげな
視線だった…。
戸田はファミレスで
アウトドアと
バイクツーリングの素晴らしさを
切々と一生懸命に
カオルに伝えた。
カオルはその戸田の熱意に
驚いたり
その一生懸命さに
つい頬を緩めたり…
そして
カオルは約束を交わした。
警察官である肩書きを一切伏せること。
純粋にバイクが好きなことだけを
記事にすること。
顔写真は掲載しないこと。
さらに
謝礼は受け取らないから
配慮しないでほしいこと。
この条件のもとで
取材を受ける約束をした。
戸田は
喜びのあまり
テーブルのジュースをこぼして
慌てていた。
カオルは知らず知らずのうちに
この年下の男の子に
魅了されていった。
戸田が
猟奇マニアの戸畑仁とは気づかないまま…。
おもむろに起き上がり
膣内に挿入していたバイブを抜き
カオルは下半身に何もつけないで
洗面に向かい
バイブを綺麗に水洗いして
タオルで水気を拭き取り
再び引き出しにしまった。
と…
その時…
ピンポ―――――――――――――――ン!!
玄関のチャイムがなった。
なんてタイミング?
カオルは驚き身支度を整えて
インタフォンにでた。
『――はい。』
『――夜分失礼します。私…昼間に警察にお邪魔した【外に出ようよ!!】の戸田です。』
『――あの…なにか?』
『スイマセン!!…あの…やっぱり名城さんの爽やかな人柄が忘れられなくて… もう一度、警察の前でお帰りを待ってたんですが、気がつけばライダースーツで名城さんが、駐車場から出られてて…。…それで了解なく追いかけて来ちゃいました!!申し訳ありません!!』
インタフォン越しの
本当に申し訳なさげな声と
モニターにうつる
何度もペコペコと頭を下げる
戸田の姿…
可愛らしい顔つきに
カオルは何年かぶりに胸が
トキメキを感じた…。
カオルは戸田を
マンション近くのファミレスで
待つように伝えてから
部屋着から外出着に着替えた。
ファミレスにつくと
戸田が嬉しそうに
カオルに向けて手を降った…。
その姿を
周囲の客たちが
苦笑いをして戸田とカオルを
交互に見つめていた…。
20代の若い男と
30代の化粧気の少ない女…
いかにも釣り合わないよと言いたげな
視線だった…。
戸田はファミレスで
アウトドアと
バイクツーリングの素晴らしさを
切々と一生懸命に
カオルに伝えた。
カオルはその戸田の熱意に
驚いたり
その一生懸命さに
つい頬を緩めたり…
そして
カオルは約束を交わした。
警察官である肩書きを一切伏せること。
純粋にバイクが好きなことだけを
記事にすること。
顔写真は掲載しないこと。
さらに
謝礼は受け取らないから
配慮しないでほしいこと。
この条件のもとで
取材を受ける約束をした。
戸田は
喜びのあまり
テーブルのジュースをこぼして
慌てていた。
カオルは知らず知らずのうちに
この年下の男の子に
魅了されていった。
戸田が
猟奇マニアの戸畑仁とは気づかないまま…。
