テキストサイズ

Face or Body

第30章 日記…

連続猟奇殺人事件―――

それまで
なぜか被害者の身元が
わからないままで
捜査の壁に突き当たっていたが…。

新しい被害者が
すぐに身元が判明し
県警本部の女性警察官だったことから
警察は
その面子にかけて
捜査員を増員した。

そんななかで
被害者のヒカルの体内から検出された
容疑者のものと思われる
体液と
それまでの被害者の体内に残存していた
体液は同一人物のものであると
断定した。

さらに
カオルのバイクに
『次も婦警さん食べちゃおう』との
メッセージが刻まれていたことから
警察に恨みのある
性犯罪の前歴のある者への
聞き込みと
現在の生活を調査せよと
捜査本部が指示を出した。

しかし
機動捜査係は
ヒカルとサヤカの打ち出し方針に基づいて
独自の捜査を
各務は主張して
本部の了解を得てきた。

今回は潜入捜査ではない…
カオルの敵討ちをするための
徹底したカオルのここ1ヶ月の
身辺調査と裏付け
この1点に絞った捜査が始まった。

ヒカルとサヤカは
女性の尊厳をすべて奪い去るような
犯人への怒りと
これ以上の被害者を出さないように…

そんな思いをエネルギーにかえて
街へ飛び出した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ