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Face or Body

第42章 決着…時の流れのなかで

『大作さん…。私はあなたに幼い頃は憧れてたんだよ。父親とともに幼い頃、私を子供みたいに可愛がってくれた、あの村山さんよりな…。まるで兄貴みたいに憧れてたよ。腕っぷしも強かったよな…。 …なのにあんたは、そんな私の憧れと父親の信頼を粉々にぶち壊してくれた…。
クスリだけには手を出さない…。父親の信念をポキッと枝を折るように、裏切ったんだったな…。』

山縣は過去の話を続ける…

『私の母、覚えてるか?私の自慢の母だったよ美人で聡明で…。 その母をあんたは、俺を柱に縛り付けて、毎日毎日、1日に何度もオモチャにしたよな?どうだった?興奮したか?息子の目の前で母親を犯すのは、最高の瞬間だったか?』
山縣は続ける…
『あんたは、上海マフィアにベイエリアの支配権を港竜組に売り払う見返りに、マフィアの連中がもちこんだ合成麻薬マッハを組のみんなに渡した…。…麻薬密売だよ…私の父親が一番嫌っていたシノギだ。 組のものたちは金にならない露店や、港の男たちへの仕事の割り振りよりも… 麻薬密売の暴利に魅せられちまった…。 そして組のチンピラに父親を始末させて、それを京浜会の仕業にして揉み消したよな…。』

『組の名前まで港竜会にして…。私の母を犯し続けて妊娠させた…。母はな、汚ならしいあんたの子種が身体に根付いてることを知り、命を絶ったよ。 私に素性を隠していきるようにと諭してくれてからな…。 今、その奴隷にあんたがさせてる犬との交尾で壊れちまった女も昔いたよな…。村山さんの奥さんだよ。覚えてるよな? 犬、山羊、チンパンジー…か?村山さんの奥さんもぶっ壊したよな…。その光景もあんたは村山さんの子供に眺めさせたよな…。まだこんな小さな子供だったんだぜ…。』
山縣と名乗る男は
そう大作の過去を
思い出すように言葉にして
大作に突きつけ続けた…。

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