Face or Body
第49章 罠
ヒカルは軽めの昼食を
冷蔵庫の残り物で済ませて
自転車にのって
ショッピングセンターに向かった。
夏の日差しが
タンクトップのヒカルの
露出した肌に突き刺さるが
時おり吹く風に
ほんの少しだけ秋の匂いが感じられる…
毎日
事件ばかり追いかけていたから
そういえば
季節感なんて機動捜査係に配属されてからは
あまり感じたこと
なかったかも………。
お気に入りの
マウンテンバイク仕様の自転車をこぎながら
ヒカルはふと
そんなことを感じていた。
ショッピングセンターに近づいてきた。
――――!!
っとその時!!
ヒカルの視界に
ヒカルと同じような
マウンテンバイクに乗った男が
老女が持っていた
鞄を奪い取り
彼女を押し倒して
全力でマウンテンバイクをこぎ
逃走する光景が飛び込んできた!!
アキラが言ってた
最近頻発してる老人をターゲットにした
ひったくり事件?
――間違いない!!
ヒカルは全速力で
そのヒッタクリ男を追いかけた!!
復讐の罠の入り口に
ヒカルは足を踏み入れた瞬間だった。
冷蔵庫の残り物で済ませて
自転車にのって
ショッピングセンターに向かった。
夏の日差しが
タンクトップのヒカルの
露出した肌に突き刺さるが
時おり吹く風に
ほんの少しだけ秋の匂いが感じられる…
毎日
事件ばかり追いかけていたから
そういえば
季節感なんて機動捜査係に配属されてからは
あまり感じたこと
なかったかも………。
お気に入りの
マウンテンバイク仕様の自転車をこぎながら
ヒカルはふと
そんなことを感じていた。
ショッピングセンターに近づいてきた。
――――!!
っとその時!!
ヒカルの視界に
ヒカルと同じような
マウンテンバイクに乗った男が
老女が持っていた
鞄を奪い取り
彼女を押し倒して
全力でマウンテンバイクをこぎ
逃走する光景が飛び込んできた!!
アキラが言ってた
最近頻発してる老人をターゲットにした
ひったくり事件?
――間違いない!!
ヒカルは全速力で
そのヒッタクリ男を追いかけた!!
復讐の罠の入り口に
ヒカルは足を踏み入れた瞬間だった。