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Face or Body

第51章 ケダモノたちの終わらぬ宴

『おはようございます… …ヒカルさん…』

その声に
後ろ手に手錠をかけられ
足首も錠をかけられ
目隠しをされ続けて朝を迎えたヒカルは
目をさました。

―――
ひったくり犯に拉致監禁され
排卵日に
レイプされた壮絶な昨晩…
その延長が
今日も続くという絶望感が
ヒカルを支配していた。

『今日もダメ押しで… 赤ちゃん作っちゃいましょう!!』
とまた
窒素ガスで声を変えたような
甲高い声を出して
男は身動きがとれない
ヒカルを別の部屋に連れていく。

ハアハア…
ハアハアハアハアハア…
ホンモノ婦警…
ホンモノ人妻…
ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア………!!

性欲を溜め込んだ
明らかに昨日とは別のケダモノたちが
そこにはいた…。

拉致監禁翌日の
土曜日…
ヒカルは昨日同様に
屈辱と絶望に精神が粉々にされ
抵抗する気力もなく…
ケダモノ精子を
子宮に注がれ続けた…。

『つまんないですね…。昨日みたいに泣きわめかないと…   …よし!! 24時間ぶりに目隠しを取りましょう!!』
甲高い声の男は
おもむろにヒカルの目隠しをとった。

―――眩しい!!
部屋の明かりに一瞬
目を閉じたヒカルが
再び目を開けた時…………。

ヒカルは生理的に
身体の芯からの拒絶感に
再び絶叫した!!

そこには
真っ黒な肌に
ピンクのパピヨンのアイマスクをつけた
屈強な黒人が
漆黒の逞しい肉棒を勃起させて
ヒカルの蜜壷に根本まで
挿入をしていたのだ…!!

『ヒカルさん!! もしかして黒人さんの赤ちゃんが出来ちゃいますね?』

――『嫌!!イヤイヤ―――ぁ!!』

『赤ちゃんほしい旦那さんなら、ヒカルさんが腹ボテで帰っても、お帰りって迎えてくれますよ!!』

――『イヤイヤイヤ!!た…たす…助けて!!』

『気持ち悪がってるのに… …ヒカルさん…マンコから白く濁った蜜汁が糸引いてあふれてますよ?』

――『ごめんなさい!!ごめんなさい!!許して!!』

ヒカルは
声をかすれさせて
甲高い声の男に懇願を繰り返す。

……そこにはもう……
毅然と正義を貫いていた
県警本部機動捜査係
マキマチヒカル巡査部長の面影はなく
不当な性的暴力と
妊娠の恐怖に怯え
ひたすら許しを求める
レイプ被害者のひとりの女性がいた…。

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