Face or Body
第7章 転機
『ただいま現着しました。ごくろうさまです!!』
アキラが傷を負った動揺を
必死で抑えて
ヒカルは
つい先日まで同僚だった
川島交番の巡査に
事件の概要を聞き取った。
川島交番の近くにある事件現場には
アキラが切りつけられて
出血したものであろう
大量の血痕が
まるで真っ赤な水溜まりのように
路上を濡らしていた。
その光景は
ヒカルの遠い記憶…
そう…大好きだった兄ケンタの命が散った
その現場を思い起こさせた。
アキラ…
アキラ―…
死なないで!!
どうか神さま!!アキラを守って!!
ヒカルは
昨日アキラが贈ってくれた
胸元に吊り下げた
指輪をキュっと握った。
『おい!!嬢ちゃん… 行くぜ!!』
ヒカルに
先ほどデーブと名乗った巨漢の刑事が
声をかけた…。
アキラが傷を負った動揺を
必死で抑えて
ヒカルは
つい先日まで同僚だった
川島交番の巡査に
事件の概要を聞き取った。
川島交番の近くにある事件現場には
アキラが切りつけられて
出血したものであろう
大量の血痕が
まるで真っ赤な水溜まりのように
路上を濡らしていた。
その光景は
ヒカルの遠い記憶…
そう…大好きだった兄ケンタの命が散った
その現場を思い起こさせた。
アキラ…
アキラ―…
死なないで!!
どうか神さま!!アキラを守って!!
ヒカルは
昨日アキラが贈ってくれた
胸元に吊り下げた
指輪をキュっと握った。
『おい!!嬢ちゃん… 行くぜ!!』
ヒカルに
先ほどデーブと名乗った巨漢の刑事が
声をかけた…。