
Face or Body
第8章 確保へ…
石渡が
美咲の恐怖に震える吐息を
感じる距離まで接近してきたとき
美咲は弱々しい声を
恐怖感を振り払い
ようやく発することができた。
『やめて…』
しかし
必死に発した美咲の声は
【マッハ】により
本能のままに支配されている石渡の耳に
届いていない…。
『嫌……!!こ…来ないでぇ』
『奥さんの息… 甘―――い香りする』
『ねえ…ごめんなさい!!嫌!!』
『奥さん歳いくつ?』
『た…た…たすけ…て―……』
『俺さ… 警官をヤっちまってさ…』
『なんで… 私が……?』
『そんなとき奥さん見つけたんだよぉ…
……ハアハア… 美味しそうな奥さ――ん
……ハアハアハアハアハア!!』
会話が成立しない…
美咲を絶望感が支配した。
美咲はすでに
石渡により全裸にされ
工場の3階にある
かつて応接室として
使用されていたのであろう応接セットの
テーブルの上に
両手両足を縛り付けられて
身動きできない状態に拘束されている。
『奥さん… 名前は?』
『み…美咲です… もう近寄らないで!!』
『奥さん… 旦那の名前は?』
『………ヒロキです もうイヤぁ~!!』
『俺をヒロキって呼んでよ――……』
ハアハア…
ハアハア…
ハアハアハアハアハア!!
石渡の息づかいがさはらに激しくなり
『ヒロシって呼ばないと… この線に沿ってナイフで切っちゃうよ~ ハアハアハア…!!』
石渡は
美咲の下腹部にある
母としての証…
うっすらと窓から入る光に浮かぶ
美咲の妊娠線に
ナイフの先端を緩く押しつけた。
美咲の恐怖に震える吐息を
感じる距離まで接近してきたとき
美咲は弱々しい声を
恐怖感を振り払い
ようやく発することができた。
『やめて…』
しかし
必死に発した美咲の声は
【マッハ】により
本能のままに支配されている石渡の耳に
届いていない…。
『嫌……!!こ…来ないでぇ』
『奥さんの息… 甘―――い香りする』
『ねえ…ごめんなさい!!嫌!!』
『奥さん歳いくつ?』
『た…た…たすけ…て―……』
『俺さ… 警官をヤっちまってさ…』
『なんで… 私が……?』
『そんなとき奥さん見つけたんだよぉ…
……ハアハア… 美味しそうな奥さ――ん
……ハアハアハアハアハア!!』
会話が成立しない…
美咲を絶望感が支配した。
美咲はすでに
石渡により全裸にされ
工場の3階にある
かつて応接室として
使用されていたのであろう応接セットの
テーブルの上に
両手両足を縛り付けられて
身動きできない状態に拘束されている。
『奥さん… 名前は?』
『み…美咲です… もう近寄らないで!!』
『奥さん… 旦那の名前は?』
『………ヒロキです もうイヤぁ~!!』
『俺をヒロキって呼んでよ――……』
ハアハア…
ハアハア…
ハアハアハアハアハア!!
石渡の息づかいがさはらに激しくなり
『ヒロシって呼ばないと… この線に沿ってナイフで切っちゃうよ~ ハアハアハア…!!』
石渡は
美咲の下腹部にある
母としての証…
うっすらと窓から入る光に浮かぶ
美咲の妊娠線に
ナイフの先端を緩く押しつけた。
