天使と悪魔
第8章 渦巻く欲望
・河合side
玉森が家の中で襲われたって、マジかよ!?
それを聞き嫌な予感が過ぎった俺は急ぎトッツーの家へと向かった。
あいつらは天使だけで暮らしている格好の餌食じゃん
そしたら―
服は剥ぎ取られ露わになった肌はムキ出しで。
襲われているあいつの姿が窓から見えてよ。
河「あんにゃろう!」
駆けつけた瞬間、抵抗する力が萎えてしまったのか。
ダラっと身体の力を緩めちまうし。
何やってるんだあのバカ、思わず俺は。
河「諦めてんじゃねぇトッツー」
そして―
河「こいつに手を出す奴は俺が許さん」
ザクッ!
悪「ぐふっ…くそっ‥あと‥もう少し…だったのに」
その身体の上へ倒れ込んだ奴を足で蹴り跳ばしてやったんだ。
河「大丈夫か、しっかりしろ」
戸「かっ、河合」
とたん、しがみついて来るトッツーを優しく受けとめ
小刻みに震えるその肩を、強く抱きしめる。
河「もう心配いらね、俺がいるからよ」
戸「うっ、わぁーっ」
が、この時に気づいてしまう。
河「泣きたいだけ、泣けばいいずっとこうしててやるから」
こいつの髪の毛を撫でながら。
俺、トッツーが好きなんだって。
藤「郁人、ハッシーのことなんだけど」
それからあいつが行方不明になっていることを太輔に教えて貰った。
トッツーの顔色が見るみる変わってくのが分かる。
戸「あいつを、ハッシーを捜さなくっちゃ早く」
河「落ち着けって」
戸「だけどあいつまで襲われたら」
河「今、五関たちが必死で捜している」
戸「でも、でもぉー」
河「気持ちは分かる、が今のお前を外へ出すわけにはいかねんだ」
戸「河合」
河「こんなに震えちまってさ」
ギュッ!
戸「ぁ…ガクガクッ」
河「無理するな独りでなんでもしようとするんじゃない」
戸「くっ」
河「俺を頼っていいから、なっ?お前の事もハッシーのこともちゃんと護るからよ」
もう肩の力を抜けって独りじゃないんだ。
みんながついてる―
・
玉森が家の中で襲われたって、マジかよ!?
それを聞き嫌な予感が過ぎった俺は急ぎトッツーの家へと向かった。
あいつらは天使だけで暮らしている格好の餌食じゃん
そしたら―
服は剥ぎ取られ露わになった肌はムキ出しで。
襲われているあいつの姿が窓から見えてよ。
河「あんにゃろう!」
駆けつけた瞬間、抵抗する力が萎えてしまったのか。
ダラっと身体の力を緩めちまうし。
何やってるんだあのバカ、思わず俺は。
河「諦めてんじゃねぇトッツー」
そして―
河「こいつに手を出す奴は俺が許さん」
ザクッ!
悪「ぐふっ…くそっ‥あと‥もう少し…だったのに」
その身体の上へ倒れ込んだ奴を足で蹴り跳ばしてやったんだ。
河「大丈夫か、しっかりしろ」
戸「かっ、河合」
とたん、しがみついて来るトッツーを優しく受けとめ
小刻みに震えるその肩を、強く抱きしめる。
河「もう心配いらね、俺がいるからよ」
戸「うっ、わぁーっ」
が、この時に気づいてしまう。
河「泣きたいだけ、泣けばいいずっとこうしててやるから」
こいつの髪の毛を撫でながら。
俺、トッツーが好きなんだって。
藤「郁人、ハッシーのことなんだけど」
それからあいつが行方不明になっていることを太輔に教えて貰った。
トッツーの顔色が見るみる変わってくのが分かる。
戸「あいつを、ハッシーを捜さなくっちゃ早く」
河「落ち着けって」
戸「だけどあいつまで襲われたら」
河「今、五関たちが必死で捜している」
戸「でも、でもぉー」
河「気持ちは分かる、が今のお前を外へ出すわけにはいかねんだ」
戸「河合」
河「こんなに震えちまってさ」
ギュッ!
戸「ぁ…ガクガクッ」
河「無理するな独りでなんでもしようとするんじゃない」
戸「くっ」
河「俺を頼っていいから、なっ?お前の事もハッシーのこともちゃんと護るからよ」
もう肩の力を抜けって独りじゃないんだ。
みんながついてる―
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