天使と悪魔
第8章 渦巻く欲望
・北山side
いったい何が起こっているんで?タマが襲われ続けてトッツー。
そのどさくさに行方不明となったハッシー。
藤「北山、塚ちゃんが」
北「戻ったか」
その少し前―
獣人たちにハッシーのことを頼んだとき。
塚ちゃんは、自ら志願してスノーマン村へ行った。
どうしても自分で、あいつの出生について調べたい、そう言ってよ。
その結果―
北「すまねハッシーのことは全力で捜している、お前が留守の間にこんなことになっちまい」
塚「北山、頭をあげで」
北「塚ちゃん」
塚「あいつは大丈夫さ」
えっ?
塚「理由なんてないけど、意外と芯は強いしチャッカリもしている」
北「ふっ、それって誉めてるのか?」
塚「小さい頃より見て来たからね、それより」
んっ?
塚「ハッシーの母親のことが分かった」
北「‥‥っ」
塚「ったく驚いたよ、あいつの母親は」
なっ!?
北「それってマジ?」
藤「ちょ、待て!つまりはハッシーとタマって」
北「タマの母親は、ある日とつぜん姿を消した」
理由は分かっていない。
父親の方は何か知っているみたいだったが話したがらなかったしよ。
北「んだからあいつは自分は母親に捨てられたもんだと思い今日まで生きて来たんだ」
それがハッシーの!?
塚「なぜ、そんな事になってしまったのか真実は闇の中」
藤「塚ちゃん」
塚「ただ分かっていることはハッシーは魔族とのハーフだってこと」
藤「だから成長が早かったのか」
北「待て、頭がこんがらがって来た」
藤「北山?」
だって、だってニカも。
藤「おまえ俺達に何か隠してることある?」
北「どっ、どうして」
チッ、勘が鋭いやつ。
藤「まっ、いいや今は取り合えず部落の現状をなんとかしないと」
魔族には男も女も存在する
だから天使や悪魔とのハーフが生まれることは珍しくはない。
問題は、その能力。
特にダーク族ではそのハーフの連中が派閥を作ったと言われ。
つまり、あのクーデターも奴らが起こしたものと。
横尾さん達は、睨んでいるってわけ。
藤「やっかいな事になりそうだな」
北「あぁ」
一難去ってまた一難、俺達は思案に暮れていた。
これからどうしたらいいのか…
・
いったい何が起こっているんで?タマが襲われ続けてトッツー。
そのどさくさに行方不明となったハッシー。
藤「北山、塚ちゃんが」
北「戻ったか」
その少し前―
獣人たちにハッシーのことを頼んだとき。
塚ちゃんは、自ら志願してスノーマン村へ行った。
どうしても自分で、あいつの出生について調べたい、そう言ってよ。
その結果―
北「すまねハッシーのことは全力で捜している、お前が留守の間にこんなことになっちまい」
塚「北山、頭をあげで」
北「塚ちゃん」
塚「あいつは大丈夫さ」
えっ?
塚「理由なんてないけど、意外と芯は強いしチャッカリもしている」
北「ふっ、それって誉めてるのか?」
塚「小さい頃より見て来たからね、それより」
んっ?
塚「ハッシーの母親のことが分かった」
北「‥‥っ」
塚「ったく驚いたよ、あいつの母親は」
なっ!?
北「それってマジ?」
藤「ちょ、待て!つまりはハッシーとタマって」
北「タマの母親は、ある日とつぜん姿を消した」
理由は分かっていない。
父親の方は何か知っているみたいだったが話したがらなかったしよ。
北「んだからあいつは自分は母親に捨てられたもんだと思い今日まで生きて来たんだ」
それがハッシーの!?
塚「なぜ、そんな事になってしまったのか真実は闇の中」
藤「塚ちゃん」
塚「ただ分かっていることはハッシーは魔族とのハーフだってこと」
藤「だから成長が早かったのか」
北「待て、頭がこんがらがって来た」
藤「北山?」
だって、だってニカも。
藤「おまえ俺達に何か隠してることある?」
北「どっ、どうして」
チッ、勘が鋭いやつ。
藤「まっ、いいや今は取り合えず部落の現状をなんとかしないと」
魔族には男も女も存在する
だから天使や悪魔とのハーフが生まれることは珍しくはない。
問題は、その能力。
特にダーク族ではそのハーフの連中が派閥を作ったと言われ。
つまり、あのクーデターも奴らが起こしたものと。
横尾さん達は、睨んでいるってわけ。
藤「やっかいな事になりそうだな」
北「あぁ」
一難去ってまた一難、俺達は思案に暮れていた。
これからどうしたらいいのか…
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