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天使と悪魔

第9章 息吹が輝く舜

・横尾side

それは、皆でメシを食っているときだった。



ニ「でさ、ミツが」

千「‥‥っ」

横「どうかした?健永」

千「えっ?あぁ、なんでもない」

宮「横尾さんおかわりは」

横「Thank you宮田 チラッ」



なんだか、こいつの様子がおかしいことに気づき。



宮「タマ、ニコッ」

玉「俺はいい」

横「チラッ」

千「‥‥‥」



さっきからそわそわと落ち着きなく、辺りを見渡している。



二「千賀メシ食わないの」

千「えっ?うん」



それからも―



玉「渉、食料がなくなったらどうするのさ?」

横「俺らの誰かが、狩りに行けばいいだろ チラッ」

玉「そっか、なら安心と」

横「んっ?」

玉「宮田、おかわり」

二「なにタマ、そんなことを気にしてたわけ?クスッ」

玉「大事なことじゃん」



やっぱり目が泳いでるな。



深澤「こんちわー」

ニ「おぉーフッカ、おまえなに?」

深澤「用があって北山くんちへ来たら逆に頼まれちゃってさぁ」

二「はあっ?」

深澤「はい、横尾くんラブレター」

横「太輔からか」

深澤「そう」



念のため用心に越したことはないと。



二「俺にはねんだ」

宮「誰から?」

二「ミツからに決まってるじゃん」

玉「俺にないんだからニカにあるわけないだろ」

二「はっ?」

宮「まぁまぁ ハハッ」



ニカに、こっそり健永から目を離さないよう伝えた。

実は―

昨日あんな事があったせいで俺らは身動きが取れなくてよ。

郁人はトッツーの俺とニカは見ての通り。

五関は、塚ちゃんと交代で太輔のフォローをしながら

ハッシーの行方を、捜している。

それが今現在、俺達にできる精一杯の防御策ってわけ





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