テキストサイズ

天使と悪魔

第9章 息吹が輝く舜

・河合side

河「やめろ、こいつに手を出すなぁーっ」



俺は必死でトッツーの身体に覆い被さった。



悪「どけ、そいつはお前が庇う価値などない」

戸「‥‥っ」

河「ふざけたこと言ってるんじゃね護るか護らないかは俺が決める、おまえじゃねぇ」

戸「河合、俺は」



なにか言いたげなトッツーの瞳。



河「心配するな絶対に渡さないから ニコッ」

戸「‥‥っ」

悪「なら死んで貰う」



ザクッ!



河「うぐっ」

戸「河合」

河「だぃ…じょう‥ぶだ…死ん‥でも離…さね」

戸「そんなこと言うな死ぬだなんてさ」

悪「ふん、しぶといやつめ離れろ」



ブスブスッ!



河「うぐあっ」

戸「あぁやめろやめてくれ本当に死んでしまう」



俺は…死ぬのか‥フッ!



悪「チッ、戻って来いって呼ばれちまった仕方がないこいつがクタばったあとでまた来るか」



するとそんな声がし、奴が行ってしまった事が分かる



河「まっ…護り‥きっ…たぜ‥ハァハァ…約束‥通りに」

戸「河合しっかりしろ河合いぃーっ」



そんな顔…すんな‥フッ



横「トッツー!?」

五「おいどうした誰にやられたんだよ」



そっ…その声‥は



河「ごっ…五関…ハァハァハァ…くっ‥わっ…たる」



俺…後悔して‥ねっ…からこの‥命…投げ出して‥い…くらい好き‥な奴…できてよ‥嬉し…いくらいなんだから‥さ。

そのまま、意識がなくなり気がつくと。



五「郁人!」

河「俺…生きて‥んのか」



心配そうに覗き込む、五関たちが目の前にいたんだ。



藤「おい」



が、とたん太輔の叫び声が聞こえ。

見るとその腕の中で宏光がグッタリしててよ。



河「どうしたんだ」

戸「あいつが助けたんだ」

河「なっ!?」

五「俺達のこと郁人は仲間ダチだからって自分の命を削ってさ」



マジで!?俺を。



横「太輔、やすませてやれかなり消耗が激しいだろうし」



渉がそう言うと愛おしそうに抱き上げ太輔は隣の部屋へと向かい。



戸「ありがとう河合、俺のこと護ってくれ凄く嬉しかった、ヒクッ」



ギュッ!

そしたら、トッツーが泣きながら抱きついて来て。



河「なっ、当り前…じゃんハハッ 仲間ダチなんからよ」



やっべ可愛い。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ