天使と悪魔
第2章 出会いと再会
・塚田side
さてと今日は何処へ行こうかな。
河合と別れた俺は、いつものように散策しに行こうと
村の出口まで来ていた。
「塚ちゃん出掛けるの?」
すると後ろから声が掛かり振り向いたら。
塚「ダメダメついてきちゃハッシーにはまだ早いよ」
橋「何が早いんだか、さっぱり分かんない」
ふくれっ面をしているその姿は―
橋本良亮こと、ハッシー。
まっ、俺の弟分みたいなもん。
橋「誰が弟だって?」
塚「えっ、なんにも言ってないけどハッシー頭がおかしいんじゃない」
橋「はあっ?」
俺のことが大好きだからって毎日、まとわりついちゃって。
橋「だから、別に好きとか言ってないし」
塚「もぉーなに独りで勝手に」
橋「塚ちゃん、さっきから声に出てるよ」
塚「へっ?」
そうだった?アハッ
俺は自由人だから、しきたりとか一族の方針に縛られたくないのが本音。
塚「ねっ、分かるでしょ」
橋「俺、会ってみたいんだ天使に」
塚「ハッシー聞いてる?」
橋「いいやじゃ勝手についてくから」
はぁー
いったい誰が育てたんだ?こんな我が儘な子にさ。
橋「塚ちゃーん ニコッ」
塚「あはっ」
そうハッシーは俺の…って違う。
こいつは捨てられていたんだ村の入り口にね。
本当の親は、どこのどいつだか俺らは知らない。
ただ、親父が可哀相だからって引き取って育てた。
だから俺にとっては弟みたいなもんなんだよ。
塚「ねぇハッシー」
橋「羽根が生えたら、お嫁さんを貰う」
塚「その意味ちゃんと分かって言ってる?」
橋「郁人が、教えてくれたもん」
塚「河合が!?」
益々、不安だな…
あいつは天使を相手にするつもりない奴だから。
そう思いつつ何気なく寄った川の岸辺。
そこで俺達は、見掛けない悪魔と出会う事となる。
何かに引き寄せられたかの如くに。
・
さてと今日は何処へ行こうかな。
河合と別れた俺は、いつものように散策しに行こうと
村の出口まで来ていた。
「塚ちゃん出掛けるの?」
すると後ろから声が掛かり振り向いたら。
塚「ダメダメついてきちゃハッシーにはまだ早いよ」
橋「何が早いんだか、さっぱり分かんない」
ふくれっ面をしているその姿は―
橋本良亮こと、ハッシー。
まっ、俺の弟分みたいなもん。
橋「誰が弟だって?」
塚「えっ、なんにも言ってないけどハッシー頭がおかしいんじゃない」
橋「はあっ?」
俺のことが大好きだからって毎日、まとわりついちゃって。
橋「だから、別に好きとか言ってないし」
塚「もぉーなに独りで勝手に」
橋「塚ちゃん、さっきから声に出てるよ」
塚「へっ?」
そうだった?アハッ
俺は自由人だから、しきたりとか一族の方針に縛られたくないのが本音。
塚「ねっ、分かるでしょ」
橋「俺、会ってみたいんだ天使に」
塚「ハッシー聞いてる?」
橋「いいやじゃ勝手についてくから」
はぁー
いったい誰が育てたんだ?こんな我が儘な子にさ。
橋「塚ちゃーん ニコッ」
塚「あはっ」
そうハッシーは俺の…って違う。
こいつは捨てられていたんだ村の入り口にね。
本当の親は、どこのどいつだか俺らは知らない。
ただ、親父が可哀相だからって引き取って育てた。
だから俺にとっては弟みたいなもんなんだよ。
塚「ねぇハッシー」
橋「羽根が生えたら、お嫁さんを貰う」
塚「その意味ちゃんと分かって言ってる?」
橋「郁人が、教えてくれたもん」
塚「河合が!?」
益々、不安だな…
あいつは天使を相手にするつもりない奴だから。
そう思いつつ何気なく寄った川の岸辺。
そこで俺達は、見掛けない悪魔と出会う事となる。
何かに引き寄せられたかの如くに。
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