天使と悪魔
第2章 出会いと再会
・北山side
この日いつものように俺が泉の畔に来てみると。
北「ニカ?いないのか」
あいつ独りでどこへ行ったんで?
あれほど約束したのに。
二階堂高嗣という名は俺の父親が付けた。
姓は、あいつを産んで亡くなった母親のものだ。
北山は、親父の姓。
寂しがり屋のニカは毎日、顔を出してやらないとスネてしまい。
だから俺はこうやって―
でも最近、気になっている事があってよ。
二「ジーッ」
北「どうしたんで」
二「ミツの羽根って綺麗だね」
北「はっ?」
“成長し、羽根が生えたら立派な悪魔だ”
ふと、父親の言葉が脳裏に浮かんだ。
二「千賀、待て」
千「きゃっきゃ、ニカこっちこっち」
ダダダダッ―
“危険を感じたらすぐにでも離れろ”
千「うっわあーっ」
北「ハッ、何やってるんで」
二「おっ、俺はただ千賀が可愛いから抱きついただけだもん」
千「はぁーもうビックリしたぁ」
んなこと言ったってさ。
ミツ、ミツっと懐いてくるニカは本当に可愛く。
が、しかし―
数日前に俺、気づいてしまったんだわ。
あいつの背中に黒い羽根が生え始めているのを。
もう、一緒にはいられないのか?
そんな不安を感じていた、矢先に。
捜すなって事か、くっ親父いや、でもあいつは俺の弟
あんな寂しがり屋が独りで生きてけるわけがない。
ほっとけないじゃん―
宮「キタミツどこへ行くの独りじゃ危険だよ」
北「すぐに戻る」
ダダッ―
宮「キタミツ!」
玉「俊どうした?あれ今のミツじゃない」
宮「うん、それが」
玉「‥‥っ」
ダーク族の中で育たなかったニカはある意味はぐれ者
今さら、受け入れて貰えるはずなんてないんだ。
ましてや自分が、悪魔だということも気づいていないんだから。
居場所は、俺のところしかないはず。
そうだろ?
「おやおや奇遇だね ニヤッ」
が、そんな俺の行動が危険を招く結果となっちまう。
北「おっ、お前は!」
一番、会いたくない悪魔と遭遇し。
玉「ミツ!」
はっ―
北「タマ来るんじゃねぇ」
悪「やはりお前は俺にやられる運命だったんだな」
北「なに、キッ」
冗談じゃね、こいつだけは絶対に許しちゃおけない。
・
この日いつものように俺が泉の畔に来てみると。
北「ニカ?いないのか」
あいつ独りでどこへ行ったんで?
あれほど約束したのに。
二階堂高嗣という名は俺の父親が付けた。
姓は、あいつを産んで亡くなった母親のものだ。
北山は、親父の姓。
寂しがり屋のニカは毎日、顔を出してやらないとスネてしまい。
だから俺はこうやって―
でも最近、気になっている事があってよ。
二「ジーッ」
北「どうしたんで」
二「ミツの羽根って綺麗だね」
北「はっ?」
“成長し、羽根が生えたら立派な悪魔だ”
ふと、父親の言葉が脳裏に浮かんだ。
二「千賀、待て」
千「きゃっきゃ、ニカこっちこっち」
ダダダダッ―
“危険を感じたらすぐにでも離れろ”
千「うっわあーっ」
北「ハッ、何やってるんで」
二「おっ、俺はただ千賀が可愛いから抱きついただけだもん」
千「はぁーもうビックリしたぁ」
んなこと言ったってさ。
ミツ、ミツっと懐いてくるニカは本当に可愛く。
が、しかし―
数日前に俺、気づいてしまったんだわ。
あいつの背中に黒い羽根が生え始めているのを。
もう、一緒にはいられないのか?
そんな不安を感じていた、矢先に。
捜すなって事か、くっ親父いや、でもあいつは俺の弟
あんな寂しがり屋が独りで生きてけるわけがない。
ほっとけないじゃん―
宮「キタミツどこへ行くの独りじゃ危険だよ」
北「すぐに戻る」
ダダッ―
宮「キタミツ!」
玉「俊どうした?あれ今のミツじゃない」
宮「うん、それが」
玉「‥‥っ」
ダーク族の中で育たなかったニカはある意味はぐれ者
今さら、受け入れて貰えるはずなんてないんだ。
ましてや自分が、悪魔だということも気づいていないんだから。
居場所は、俺のところしかないはず。
そうだろ?
「おやおや奇遇だね ニヤッ」
が、そんな俺の行動が危険を招く結果となっちまう。
北「おっ、お前は!」
一番、会いたくない悪魔と遭遇し。
玉「ミツ!」
はっ―
北「タマ来るんじゃねぇ」
悪「やはりお前は俺にやられる運命だったんだな」
北「なに、キッ」
冗談じゃね、こいつだけは絶対に許しちゃおけない。
・