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天使と悪魔

第10章 想い・その心

・横尾side

俺達はニカの案内で、その洞窟まで来ていた。



横「ここか」

二「まさか自分がいた場所とは思わなかったから驚いたよ」

河「よし入るぞ」



だが、すぐに。



玉「千賀あぁーっ」



裕太の悲痛な叫び声が聞こえ。



河「なっ、なんだ今の」

五「中でいったい何が起こっている」

横「急ごう」



そして、開けた場所へ出た途端に。



玉「やめろ、やめてくれ」



縛られながら叫んでる裕太その奥には。

白い羽根の奴に攻められ、声を上げている健永の姿が

ハッ、あいつは!



五「千賀」

二「なんで」

塚「玉森!」



塚ちゃんが裕太の傍へ駆け寄り縄をほどく。



塚「大丈夫か」

玉「俺より千賀を渉、千賀を助けて!」

横「裕太、なんでこんな事になってる」

玉「あいつ、奴が俺に手を出さない代わりに自分の身を差し出したんだ」

二「なっ!?」

河「マジかよ」



と、そのとき!



五「ヤバいよみんな」



五関の声で一斉にその方を見たら。



千「りょ、亮太」

山「じゃ遠慮なく挿れちゃうよ」

千「くっ」



まさに挿入されようとしている健永。

その表情は恐怖でひきつっている。



河「やめろおぉー俺の仲間に何しやがるんだ」



ガッ!



河「なっ、なんだこれ」

山「バリアさ」

河「なに」

二「‥‥っ」

五「そっかおまえ確かハーフの」

塚「五関、知っているの」

五「魔族との間に出来た奴さ」

横「くっそ健永を放せ」

山「やだね クスッ」



こいつ―






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