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天使と悪魔

第2章 出会いと再会

・玉森side

泉へ水を汲みに行った宮田がなかなか帰って来なく。

後を追ってみると―



宮「キタミツ!」

玉「俊どうした?あれ今のミツじゃない」

宮「うん、それが」



えっ、独りで!?



玉「追いかけるよ」

宮「でっ、でも」

玉「ミツに、何かあったらどうする俺達の大切な長なんだぞ」



案の定―

風格のいい怖そうな悪魔がミツのこと睨みつけていてさ。

俺は思わず。



玉「ミツ!」

北「タマ来るんじゃねぇ」

悪「やはりお前は俺にやられる運命だったんだな」

北「なに、キッ」



こいつ、前からミツのこと知っていたわけ?



悪「しかし、俺の見る目に狂いはなかった。いい天使に育ちやがって」

北「てめぇだけは、てめぇだけは絶対」

悪「どうするっていうんだ何も出来まい」

北「くっ」



じわじわと迫って来る悪魔



宮「タマこれ以上近づいたら危険だ」

玉「でもミツが」



俊哉が叫ぶ―



宮「キタミツ目を合わたらダメだ!」

北「分かっている宮田」



悪魔の瞳には、魔力があり

俺達はそれを見ると金縛りに遭ったかの如く動けなくなる。

捕まらない為には、絶対に合わせない事。

これが鉄則―

自分の身を護るため、しいては一族が滅びない為に。

と、そのとき。



悪「そのネックレス、まさか!?」



そいつが驚いたような声を上げ。






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