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天使と悪魔

第2章 出会いと再会

・北山side

藤ヶ谷がダーク族?そんなわけない。



悪「さぁー答えろ、それを何処で手に入れた何故ネックレスなんかにし首に下げてる」

北「言わねぇよ、クッ」



と、そのとき。



玉「そんな、ミツを助けてくれた人が」

北「タマ!」

玉「ハッ」

悪「そうかあの時の、ふっはははっ」

北「何がおかしい」

悪「そういう事だったんだな、お前を連れ去ったガキが長の息子だったとは笑える」

北「なっ!?」



こいつ、なにを言っているんだ?



悪「今や俺たちのリーダーになっているあの若僧が、天使を護るために自分の印をやったとは、フッ」



リーダー、あいつが!



北「嘘だ信じねぇ」

悪「藤ヶ谷太輔、今の俺らの長の名だ」

北「‥‥っ」



マジ、そうなのか!



悪「まぁいい俺は他の奴らとは違いあんな若僧をリーダーとは認めていないからな」



俺は悪魔と仲良くしてたっていうのかよ。



悪「天使1人もモノにする事も出来ない奴なんかクズと同じ、つまり俺は遠慮なくお前を頂くって寸法さ」



グイッ―



玉「ミツ!」

北「‥‥っ」



タマの叫び声でハッとした時には遅かった。



悪「さぁお喋りはおしまいだ、こっちを見ろ」

北「くっ…ビクッ」



無理矢理にアゴを持ち上げられ。

こいつの方へ顔を向かされた俺は眼をつぶる暇もなく視線を合わされちまう。



悪「これで、お前は俺から逃げられはせん」

北「たっ…タマ‥逃げろ」

玉「やだっ、嫌だよミツを置いてなんか行けない」

北「宮田…早く‥こいつを連れてけ」

宮「キタミツ!」

北「じゃなきゃお前らも」

悪「心配しなくても全員、俺のものにしてやるわ」



くっそ寄りによってこいつに冗談じゃない。

だが、身体は動かず。



悪「久しぶりの上玉、たっぷりと可愛がってやるさ」



瞬間あのときの母親と今の自分が重なり身体中に悪寒が走り抜けた。

そして―





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