天使と悪魔
第2章 出会いと再会
・北山side
その不気味な唇が、顔へと近づき。
マジ、駄目かもしれない。思った次の瞬間に!
グサッ―
悪「うぐっ、ぐぐっ」
北「‥‥っ」
こいつは、苦しそうな呻き声を出してよ。
「貴様、一族の掟を忘れたか長のモノに手を出してはならない、もし破れば死あるのみと」
後ろから声がしたかと思うと。
宮「ひっ」
宮田が、ひきつったような声を出し
なんだ?何が起こったっていうんで。
ザバッ!
頭上から、振り下ろされた刃が眼に飛び込んで来て。
ドタッ―
とたん奴が倒れ俺の身体は動けるようになり。
ギュッ!
玉「ミツ」
玉森が抱きついて来る。
北「タマいったい何があったんで?」
玉「あっ、あの人が」
こいつが指さした先、そこには。
北「‥‥っ」
一際、大きな黒い羽の悪魔が1人まさか!?
北「藤…ヶ谷?」
藤「ふっ」
そう言うと、こいつは苦笑をし。
藤「仇は討ったぞ北山」
北「えっ?」
なにを言ってるんだ。
俺が聞きたいのは、そんな言葉なんかじゃない。
藤「一緒にいるのは恋人?可愛いのを見つけたな」
北「なっ」
藤「いつまでも仲良く幸せに暮らせ、フッ」
北「おい!」
それだけ言うと空高く飛び立って行ってしまう。
くっ、何故だ?どうしてだよ!
玉「ミツ」
北「なんで、なんでお前は悪魔なんだよおぉー」
目を反らすことも出来ない現実が叫び声になる。
認めたくなくても黒い翼が俺の頭の中から離れず。
北「バカやろおぉー」
届かない想いを空に向け、ぶつけながら俺は慟哭の中へと堕ちて行った。
抜け出すことが出来ない、苦悩の道へと―
・
その不気味な唇が、顔へと近づき。
マジ、駄目かもしれない。思った次の瞬間に!
グサッ―
悪「うぐっ、ぐぐっ」
北「‥‥っ」
こいつは、苦しそうな呻き声を出してよ。
「貴様、一族の掟を忘れたか長のモノに手を出してはならない、もし破れば死あるのみと」
後ろから声がしたかと思うと。
宮「ひっ」
宮田が、ひきつったような声を出し
なんだ?何が起こったっていうんで。
ザバッ!
頭上から、振り下ろされた刃が眼に飛び込んで来て。
ドタッ―
とたん奴が倒れ俺の身体は動けるようになり。
ギュッ!
玉「ミツ」
玉森が抱きついて来る。
北「タマいったい何があったんで?」
玉「あっ、あの人が」
こいつが指さした先、そこには。
北「‥‥っ」
一際、大きな黒い羽の悪魔が1人まさか!?
北「藤…ヶ谷?」
藤「ふっ」
そう言うと、こいつは苦笑をし。
藤「仇は討ったぞ北山」
北「えっ?」
なにを言ってるんだ。
俺が聞きたいのは、そんな言葉なんかじゃない。
藤「一緒にいるのは恋人?可愛いのを見つけたな」
北「なっ」
藤「いつまでも仲良く幸せに暮らせ、フッ」
北「おい!」
それだけ言うと空高く飛び立って行ってしまう。
くっ、何故だ?どうしてだよ!
玉「ミツ」
北「なんで、なんでお前は悪魔なんだよおぉー」
目を反らすことも出来ない現実が叫び声になる。
認めたくなくても黒い翼が俺の頭の中から離れず。
北「バカやろおぉー」
届かない想いを空に向け、ぶつけながら俺は慟哭の中へと堕ちて行った。
抜け出すことが出来ない、苦悩の道へと―
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