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天使と悪魔

第13章 未来への架け橋

・藤ヶ谷side

そうだ北山じゃん、あいつ一緒にって確か言ってた気がするけど。

それって―



藤「どう思う五関?」

五「‥‥‥」



ふっ、寝ているやつに話しかけても返事しないか。



二「千賀…風呂いこ‥風呂ポチャポチャ」



えっ?なんだ今の。

あぁーおまえら風呂でしているってわけ。

ははっ、今のは聞かなかった事にしておくよ

んっ、待てよってことは…

少しは期待してもいいってこと?

俺が、そんなことを考えていると。



北「藤ヶ谷、できたぞー」



タイミングがいいのか悪いのか北山から声が掛かり。



藤「あっ、いま行くぅー」



よし、気合いを入れ頑張ってみるか。

ガチャ!

俺は、あいつが待つ浴室へと向かったんだ。

バタン!



五「いっ、行ったか」

横「みたいだな クスッ」

戸「河合、さけんだらダメじゃん」

河「だってよ、ハッシーがあんなことを言うもんだから」

玉「あれ?こいつ、本当に寝ているんじゃない」

宮「あっ」

河「マジ寝言かよー」

塚「あははっ」

千「しっかしニカ、あれはわざとらしかったんじゃない」

二「だってさガヤ鈍感すぎもいいとこなんだもん」

山「お風呂に誘うってことは、あれですよねぇ」

二「ほら亮太でも分かるのに」

五「まぁまぁ クスッ」

玉「上手くいくといいな、あの2人」

戸「そうだね、フッ」

横「今回は大丈夫なんじゃないのか」

戸「どうして?」

横「ミツの太輔を見る眼が今までとは違う気がしたから、ニコッ」

宮「うん、確かにキタミツなにか心に決めているみたいに見えた」

玉「そっか、なら」

一同「うん」



こいつらが、そんな話しをしていたなんて知らず。

なぁー北山、仲間っていいよな。

俺がそう言うと、こいつは



北「愛もな、フッ」



歯に噛みながら笑った。

あぁお前が俺に教えてくれた相手を想う心、愛しい。

大切にしたいと思う気持ちがあったからこそ。

みんながこうして集まったんだと思う。

だから俺は、この手を絶対に離さない。

お前は、俺の愛そのものだから。

全てを愛している北山。

この溢れんばかりの想いをいま注いでやるから。

お前のその中へ―





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