天使と悪魔
第13章 未来への架け橋
・藤ヶ谷side
藤「あっ、あのな北山」
北「脱げば」
藤「んっ?あぁ」
中へ入ると、こいつは背を向けながら素っ気なく俺に言う。
流れる沈黙、やっべ緊張して来た。
チラッと北山の方を見ると
北「見るな」
藤「わっ、悪い」
ドヤされてしまうし。
でも今更じゃね俺達お互いの裸なんてもう何度も見てるんだから。
が、また横目で見たらその身体が微かに震えててさ。
藤「おまえ無理しなくてもいいんだぜ」
北「そっ、そんなん、じゃねって」
藤「けど」
北「いっ、いいから、気にしないでくれ」
そう言って俯く北山。
だが俺はその時、こいつの顔が赤くなっていることに気づく。
藤「北山?」
北「くっ…心臓‥が」
藤「えっ」
北「なっ、なんでもね」
もしかして俺と同じで緊張してるの?
ギュッ!
後ろから、そっと抱きしめると。
北「ふっ、藤ヶ谷」
ふわっと自分の身体を預けるかのようにもたれかけて来て。
藤「入ろうか」
そう言えば黙って頷き。
そのまま背中を押し2人して浴室へと向かった。
北「さっ、先に洗え」
藤「えっ?あぁ、お前は」
北「いいから早く」
そして、今度はそんなことを言って来るし。
いったいどうしたっていうんだろ?いつもの北山じゃない。
俺が洗い終わっても後ろを向いたまま。
まさか、なわけ…
藤「洗ってやろうか」
半信半疑で聞いてみたら、黙って頷き。
まっ、マジで!?
髪の毛を洗うその手が震えてる。
ジャバ!
藤「じゃ次身体を洗うぞ」
スポンジに石鹸をつけ。
藤「まずは背中からな」
そこから肩・腕・手に指・脇へ手を入れ胸を洗い始めた、そのとき。
北「…っ‥ん…ふっ」
微かに聞こえてくる吐息。
その息が荒くなってるのが分かり。
藤「おまえ感じてるの」
そう聞いたら答えず、俺の腕をギュッと握りしめた。
・
藤「あっ、あのな北山」
北「脱げば」
藤「んっ?あぁ」
中へ入ると、こいつは背を向けながら素っ気なく俺に言う。
流れる沈黙、やっべ緊張して来た。
チラッと北山の方を見ると
北「見るな」
藤「わっ、悪い」
ドヤされてしまうし。
でも今更じゃね俺達お互いの裸なんてもう何度も見てるんだから。
が、また横目で見たらその身体が微かに震えててさ。
藤「おまえ無理しなくてもいいんだぜ」
北「そっ、そんなん、じゃねって」
藤「けど」
北「いっ、いいから、気にしないでくれ」
そう言って俯く北山。
だが俺はその時、こいつの顔が赤くなっていることに気づく。
藤「北山?」
北「くっ…心臓‥が」
藤「えっ」
北「なっ、なんでもね」
もしかして俺と同じで緊張してるの?
ギュッ!
後ろから、そっと抱きしめると。
北「ふっ、藤ヶ谷」
ふわっと自分の身体を預けるかのようにもたれかけて来て。
藤「入ろうか」
そう言えば黙って頷き。
そのまま背中を押し2人して浴室へと向かった。
北「さっ、先に洗え」
藤「えっ?あぁ、お前は」
北「いいから早く」
そして、今度はそんなことを言って来るし。
いったいどうしたっていうんだろ?いつもの北山じゃない。
俺が洗い終わっても後ろを向いたまま。
まさか、なわけ…
藤「洗ってやろうか」
半信半疑で聞いてみたら、黙って頷き。
まっ、マジで!?
髪の毛を洗うその手が震えてる。
ジャバ!
藤「じゃ次身体を洗うぞ」
スポンジに石鹸をつけ。
藤「まずは背中からな」
そこから肩・腕・手に指・脇へ手を入れ胸を洗い始めた、そのとき。
北「…っ‥ん…ふっ」
微かに聞こえてくる吐息。
その息が荒くなってるのが分かり。
藤「おまえ感じてるの」
そう聞いたら答えず、俺の腕をギュッと握りしめた。
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