テキストサイズ

天使と悪魔

第13章 未来への架け橋

・藤ヶ谷side

藤「まっ、待て分かったから!なっ?」



が、途端にギュッ―

俺の胸の中に顔を埋め小刻みに身体を震わし。

おまえ…



藤「ごめん」



なんで気づかなかったん俺



北「くっ」

藤「お前の言う通りにする」



当たり前じゃん、そんなに簡単なものじゃないんだぞ



北「いいのか?」

藤「あぁ ニコッ」



こいつにとっては一大決心だったはず。



藤「だからそんな顔をするな、フッ」



その不安が全て消えたわけじゃないんだから。



北「藤…ヶ谷‥ギュッ」



きっと自分なりに一生懸命考えたんだろう。

こうすればいいんじゃないかとか。



藤「で、この中に2人して入ればいいの?」

北「やってみそ、クスッ」



俺は、危うくそれをダメにするところだったんだって

このときの北山を見て気づく。



藤「こうか?」

北「んふふっ、密着、密着うぅーニコッ」



すると―

2人して身体をくっつけ、シーツを身体に巻き付たら

北山は何故だか嬉しそうに笑った。

くっそーヤバいくらいに、可愛い。



藤「子供みて クスッ」

北「悪いか」

藤「いやそんなお前を見るのも悪くはない」

北「いっ、行くぞほら」



こいつ俺に甘えたいんだ。



藤「ちょそんなに早く歩くなって」

北「トロいぞ藤ヶ谷」

藤「引っ張んな、こら」

北「ガハハハッ」



その姿を見て思う。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ