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・河合side

橋「ダメだって郁人」

河「ハッシー放せ」

塚「どこへ行く気なんだよ」

河「俺も亮太も、もうここにいる資格はねんだ」

山「くっ」

橋「俺には分からない」

河「お前だって俺がいないほうが安心だろトッツーを独り占めに出来て」

橋「そんなこと思ってないさ郁人がいなきゃ嫌だ」

河「ハッシー、ｸｯ」

塚「河合！」



と、そのとき。



北「おまえ、なにハッシーを泣かせてるんだわ」

河「ひっ、宏光」

北「罰として、今から俺んちへ来い」

河「なっ」

北「太輔お前は亮太のこと頼む」

藤「分かった」



そこへ宏光と太輔が来て。

俺は、有無を言わさず連行されてしまう。

その隣には心配そうに成り行きを伺っているトッツーの姿が。

そっか、おまえがこの２人を呼んだんだな。

ガチャ、バタン！



北「そこへ座れ」

河「‥‥っ」

北「で、話して貰おうか？こうなってしまった原因を」

河「くっ」

北「郁人！」



ったくこいつ、こういう時はマジ貫禄があるぜ。



北「お前がどう思っているのかは知らないがここでは俺が長だ」



んなこと、言われなくても分かってる。



北「トラブってるのを見てそれが悪魔同士だからって目を瞑るわけにはいかね」



あぁ、お前はそういう奴だよ。



北「話せ何があった？」

河「ふっ、分かったって。但し宏光と２人きりじゃないと喋らないぜ」



そう言うと、チラッとトッツーの方を見る。

そしたら何かを察したのか



北「だそうだ、悪いがトッツー帰ってくんね」

戸「…分かっ‥た」



トッツーは何度も振り返り俺を見て、それから。

ガチャ、バタン！

ふっ、これでいい。あいつは俺を好きなわけじゃないんだから。

ただ助けられた恩を感じているだけ。

このまま自分が離れれば、この恋は終わりを告げる。

その後ろ姿を見ながら思う

もう二度と、俺の相手だと間違われ襲われる事もないだろ。

そしてほとぼりが冷めた頃に出て行けばいい。

が、とたんに寂しさが押し寄せ堪らない気持ちになる

それでも俺はこの日を境にトッツーを避けるようになったんだ。

自分には、そうする事しか出来なかったから。





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