
天使と悪魔
第15章 策略と駆け引き
・河合side
戸「嘘つけ」
河「嘘じゃねぇ」
戸「俺のこと護ろうとし」
河「勝手な思い込みすんなお前じゃなくても助けた」
戸「河合」
河「だが、もう独りで狩りなんかするんじゃない面倒くせったりゃありゃしない」
心配で見てられないし。
背中に感じる視線に、そう心の中で叫ぶ。
と、トッツーが…
戸「そんなに、俺ってウザい」
なわけないじゃん俺はただ
戸「なら河合の前から消える、それでい?」
はっ?なに言ってるんだか
河「バカじゃね、お前」
振り返ったらいなくてさ。
ジャボン!その瞬間、近くの池で水音がし。
ちょ待て、あいつ何やってるんだよ。
慌ててそこへ行くと。
バシャ、バシャ池の中で、足掻いてる姿が見え。
バカやろ俺は泳げねんだぞ
しかし、そんなこと言ってられない状況に。
思い切って、その中へ飛び込む。
ジャボン!
河「ったく、バカな事してるんじゃねぇ」
戸「消えるって言ったじゃん」
河「俺が死ぬのを止めた奴が自分から死のうとするか」
戸「河合に嫌われてるなら生きてたってしょうがないもん」
河「なんでそうなる」
そしたら揉まれながらそんなことを言うし。
河「だからって、命を粗末にするんじゃね」
戸「それはそっちもだろ」
それを言いたかったわけか
戸「俺の気持ちなんかなんにも分かってないくせに」
そして、泣きじゃくる姿を見てハッとする。
が、とたん身体の力が抜けガクンと足を取られちまい
バシャン!
河「やっべ溺れる」
戸「足、つくよ」
河「へっ?」
慌てる俺に、そう言うトッツー。
河「…あっ、おめっ、騙しやがったな」
戸「きゃはははっ」
河「許さねぇー」
戸「じゃ捕まえてみな」
何故だか俺らはそれから。
戸「捕まえたら、いいもんあげる」
河「待てこのぉー」
池の中で、鬼ごっこを始め
戸「こっちこっち早くー」
その笑顔が眩しい。
白い羽根には水滴が、陽の光りを浴びキラキラと輝き
ギュッ!
戸「ぁ…‥」
やっぱ俺こいつが好きだ、堪らないくらい。
戸「ふふっ」
諦めるなんて出来ないよ。
見つめ合う瞳と瞳は、真実を映し出す。
抑えきれない想いと共に―
・
戸「嘘つけ」
河「嘘じゃねぇ」
戸「俺のこと護ろうとし」
河「勝手な思い込みすんなお前じゃなくても助けた」
戸「河合」
河「だが、もう独りで狩りなんかするんじゃない面倒くせったりゃありゃしない」
心配で見てられないし。
背中に感じる視線に、そう心の中で叫ぶ。
と、トッツーが…
戸「そんなに、俺ってウザい」
なわけないじゃん俺はただ
戸「なら河合の前から消える、それでい?」
はっ?なに言ってるんだか
河「バカじゃね、お前」
振り返ったらいなくてさ。
ジャボン!その瞬間、近くの池で水音がし。
ちょ待て、あいつ何やってるんだよ。
慌ててそこへ行くと。
バシャ、バシャ池の中で、足掻いてる姿が見え。
バカやろ俺は泳げねんだぞ
しかし、そんなこと言ってられない状況に。
思い切って、その中へ飛び込む。
ジャボン!
河「ったく、バカな事してるんじゃねぇ」
戸「消えるって言ったじゃん」
河「俺が死ぬのを止めた奴が自分から死のうとするか」
戸「河合に嫌われてるなら生きてたってしょうがないもん」
河「なんでそうなる」
そしたら揉まれながらそんなことを言うし。
河「だからって、命を粗末にするんじゃね」
戸「それはそっちもだろ」
それを言いたかったわけか
戸「俺の気持ちなんかなんにも分かってないくせに」
そして、泣きじゃくる姿を見てハッとする。
が、とたん身体の力が抜けガクンと足を取られちまい
バシャン!
河「やっべ溺れる」
戸「足、つくよ」
河「へっ?」
慌てる俺に、そう言うトッツー。
河「…あっ、おめっ、騙しやがったな」
戸「きゃはははっ」
河「許さねぇー」
戸「じゃ捕まえてみな」
何故だか俺らはそれから。
戸「捕まえたら、いいもんあげる」
河「待てこのぉー」
池の中で、鬼ごっこを始め
戸「こっちこっち早くー」
その笑顔が眩しい。
白い羽根には水滴が、陽の光りを浴びキラキラと輝き
ギュッ!
戸「ぁ…‥」
やっぱ俺こいつが好きだ、堪らないくらい。
戸「ふふっ」
諦めるなんて出来ないよ。
見つめ合う瞳と瞳は、真実を映し出す。
抑えきれない想いと共に―
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