天使と悪魔
第16章 宿命の対決
・千賀side
二「バカ、なんで言わなかったんだよ」
ギュッ!
千「だっ…て、だってさ、うっわあぁーっ」
その腕の中に包まれた途端ホッとして涙が溢れ出る。
二「俺にとっても、大事なことだろ」
千「うっ ヒクッ、ニカあぁ」
北「心配かけたくなかったんだよな ニコッ」
千「…うん‥うん…クッ」
二「だけどもう少しで呼吸が止まるところだったんだぞ」
千「えっ」
二「心臓が、飛び出るかと思ったじゃん」
千「ごめん、グスッ」
自分でもそんなふうになるだなんて思わなかったから
北「で、いつから?」
千「宏光、クッ」
北「昨日や今日の話しじゃないよな自分の身体の異変に気づいたのは」
千「いっ…週間前」
二「そんな前から!?」
横「ニカおまえは今日から片時も離れず、ずっと健永の傍にいてやれ」
二「わったー」
千「でっ、でもそれじゃ」
横「こっちは俺らでなんとかする ニコッ」
二「分かったミツごめん、わったーありがと」
千「おっ、俺は大丈夫だってそれより亮太とトッツーを」
北「戦うやつの代わりなんていくらでもいる」
横「だがお前の傍にいなければならない奴に代わりはいないんだ、フッ」
千「宏光ぅ、グスン、横尾さーん、ふえっ」
北「あぁーあ、すごい顔になっちゃって クスッ」
横「まずは顔を拭いてやらなきゃなニカ、フッ」
二「あはっ」
みんな、ありがと。
北「いいか気を強く持て」
横「郁人を産んだ親は暫くは生きていた可能性がないわけじゃない」
千「うん」
二「千賀ごめん、俺こんな大事になるだなんて思ってなくてさ」
千「いいってニカ、フッ」
二「でも絶対に大丈夫」
千「えっ」
二「だってそうだろ俺達は愛し合っているんだから」
千「ニカ」
そう言われると、そうだと思えるから不思議だ。
俺は負けない、絶対に生きてみせる。
そして―
それからは毎日、お腹の子に話しかけていたんだ。
ニカと出会ってからの日々のことや。
愛し合い、どんなに自分が幸せだったかも。
運命の足跡を聞きながら―
・
二「バカ、なんで言わなかったんだよ」
ギュッ!
千「だっ…て、だってさ、うっわあぁーっ」
その腕の中に包まれた途端ホッとして涙が溢れ出る。
二「俺にとっても、大事なことだろ」
千「うっ ヒクッ、ニカあぁ」
北「心配かけたくなかったんだよな ニコッ」
千「…うん‥うん…クッ」
二「だけどもう少しで呼吸が止まるところだったんだぞ」
千「えっ」
二「心臓が、飛び出るかと思ったじゃん」
千「ごめん、グスッ」
自分でもそんなふうになるだなんて思わなかったから
北「で、いつから?」
千「宏光、クッ」
北「昨日や今日の話しじゃないよな自分の身体の異変に気づいたのは」
千「いっ…週間前」
二「そんな前から!?」
横「ニカおまえは今日から片時も離れず、ずっと健永の傍にいてやれ」
二「わったー」
千「でっ、でもそれじゃ」
横「こっちは俺らでなんとかする ニコッ」
二「分かったミツごめん、わったーありがと」
千「おっ、俺は大丈夫だってそれより亮太とトッツーを」
北「戦うやつの代わりなんていくらでもいる」
横「だがお前の傍にいなければならない奴に代わりはいないんだ、フッ」
千「宏光ぅ、グスン、横尾さーん、ふえっ」
北「あぁーあ、すごい顔になっちゃって クスッ」
横「まずは顔を拭いてやらなきゃなニカ、フッ」
二「あはっ」
みんな、ありがと。
北「いいか気を強く持て」
横「郁人を産んだ親は暫くは生きていた可能性がないわけじゃない」
千「うん」
二「千賀ごめん、俺こんな大事になるだなんて思ってなくてさ」
千「いいってニカ、フッ」
二「でも絶対に大丈夫」
千「えっ」
二「だってそうだろ俺達は愛し合っているんだから」
千「ニカ」
そう言われると、そうだと思えるから不思議だ。
俺は負けない、絶対に生きてみせる。
そして―
それからは毎日、お腹の子に話しかけていたんだ。
ニカと出会ってからの日々のことや。
愛し合い、どんなに自分が幸せだったかも。
運命の足跡を聞きながら―
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