天使と悪魔
第17章 奇跡の天使
・藤ヶ谷side
玉「ミツまだ目を覚まさないのか?」
藤「あぁ」
あれから、ひと月―
ひろは、ずっと眠り続けている。
宮「タマ大丈夫だよ、もうすぐ目を覚ます」
玉「だといいんだけど」
あれは本当に不思議な光景だった。
内「どないや?藤ヶ谷」
藤「内…」
内「なんも変化はないん」
藤「こいつ、どうしてあんな力を?」
内「さぁーな天使のことは俺ら悪魔にはよう分からんが」
藤「選ばれし天使か」
内「ただもんじゃないことだけは確かや、あれだけの怪我をしとったうちら全員の傷が気がつけば治ってたんやし、フッ」
言えてる。
藤「で、あいつはどうしている?」
内「屋良か、亮太が悲鳴を上げてたで クスッ」
藤「んっ?」
内「まるで、小姑みたいに煩いゆうてな」
あはっ―
魔王の呪縛から解放された屋良は。
すっかり元の俺たちが知っているあいつに戻ったのはいいんだが。
1つだけ違うことがあり。
千「別に俺は亮太を振ったわけじゃなくて」
山「そうだよ屋良にぃ俺が勝手に」
屋「まっいいこいつの相手は俺が捜す」
山「へっ?」
屋「お前なんかより、もーっと可愛い天使をな」
千「はあっ?」
屋「せいぜい身体を大事にしていろ行くぞ亮太」
山「屋良にぃ、はぁ千賀、ニカごめんね」
二「何しに来たんだかサッパリ分からね、チッ」
山「本当にゴメン」
亮太を溺愛し過ぎ、あいつの嫁捜しに日々奮闘しているらしい。
五「よっ、藤ヶ谷」
塚「北山の様子はどう?」
藤「特に変わりはないよ」
五「そうか」
塚「この間、千賀のところへ行ったらさ」
あのとき―
ちょうどひろが光りに包まれていたのと同じ頃。
ニカの話しでは健永の身体が同じく輝いたっていうんだ。
五「声が聞こえたんだってさ」
藤「声?」
“心配しなくても、その子は天使だ”
それは確かに、ひろの声だったと健永は言ったらしい
・
玉「ミツまだ目を覚まさないのか?」
藤「あぁ」
あれから、ひと月―
ひろは、ずっと眠り続けている。
宮「タマ大丈夫だよ、もうすぐ目を覚ます」
玉「だといいんだけど」
あれは本当に不思議な光景だった。
内「どないや?藤ヶ谷」
藤「内…」
内「なんも変化はないん」
藤「こいつ、どうしてあんな力を?」
内「さぁーな天使のことは俺ら悪魔にはよう分からんが」
藤「選ばれし天使か」
内「ただもんじゃないことだけは確かや、あれだけの怪我をしとったうちら全員の傷が気がつけば治ってたんやし、フッ」
言えてる。
藤「で、あいつはどうしている?」
内「屋良か、亮太が悲鳴を上げてたで クスッ」
藤「んっ?」
内「まるで、小姑みたいに煩いゆうてな」
あはっ―
魔王の呪縛から解放された屋良は。
すっかり元の俺たちが知っているあいつに戻ったのはいいんだが。
1つだけ違うことがあり。
千「別に俺は亮太を振ったわけじゃなくて」
山「そうだよ屋良にぃ俺が勝手に」
屋「まっいいこいつの相手は俺が捜す」
山「へっ?」
屋「お前なんかより、もーっと可愛い天使をな」
千「はあっ?」
屋「せいぜい身体を大事にしていろ行くぞ亮太」
山「屋良にぃ、はぁ千賀、ニカごめんね」
二「何しに来たんだかサッパリ分からね、チッ」
山「本当にゴメン」
亮太を溺愛し過ぎ、あいつの嫁捜しに日々奮闘しているらしい。
五「よっ、藤ヶ谷」
塚「北山の様子はどう?」
藤「特に変わりはないよ」
五「そうか」
塚「この間、千賀のところへ行ったらさ」
あのとき―
ちょうどひろが光りに包まれていたのと同じ頃。
ニカの話しでは健永の身体が同じく輝いたっていうんだ。
五「声が聞こえたんだってさ」
藤「声?」
“心配しなくても、その子は天使だ”
それは確かに、ひろの声だったと健永は言ったらしい
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