天使と悪魔
第18章 新しき命
・二階堂side
すると―
横「くっ、悪魔の子だからだ」
わったーが、苦渋の表情を浮かべながらそう言った。
二「えっ」
横「聞いた話しだから詳しくは知らないが、悪魔の子は親の胎内から飛び出す時その生命力を削ってしまうらしい」
二「なんだって!?」
薮「そん…な‥」
横「だから今、健永に襲って来ている激痛は陣痛だけじゃない、これは気力との勝負」
二「なら俺達は、どうしたらいいわけ」
横「どうしようもない」
横「こいつの生命力を信じるしか」
千「うあっ、あぁーっ」
二「健永しっかりしてくれ負けるんじゃない」
それはまさに命懸けの出産である事を。
俺達は、その姿を見て嫌ってほど思い知らさてしまう
ガチャ、バタン!
藤「ニカ!」
河「渉、どうなっている」
戸「これは!?」
橋「なんでこんなに苦しんでいるわけ」
千「うあ、ああぁ」
玉「千…賀‥」
塚「そんな」
宮「千さん!」
千「うっ、ああぁぁ」
五「マジかよ」
山「こんなにも酷いものだなんて」
屋「‥‥‥」
集まって来た誰もが茫然と見つめる中。
胎内から出ようとしている子供の反動で。
シャアーッ!
横「破水だ、始まる」
ニ「始まるって」
塚「生まれるって事か」
横「健永、頑張って力むんだ」
千「むっ、無理…力が出ない‥ハァハァハァ」
横「ニカ抱えてやれ」
二「分かった」
俺は後ろから抱きかかえるようにし健永の身体を支えた。
・
すると―
横「くっ、悪魔の子だからだ」
わったーが、苦渋の表情を浮かべながらそう言った。
二「えっ」
横「聞いた話しだから詳しくは知らないが、悪魔の子は親の胎内から飛び出す時その生命力を削ってしまうらしい」
二「なんだって!?」
薮「そん…な‥」
横「だから今、健永に襲って来ている激痛は陣痛だけじゃない、これは気力との勝負」
二「なら俺達は、どうしたらいいわけ」
横「どうしようもない」
横「こいつの生命力を信じるしか」
千「うあっ、あぁーっ」
二「健永しっかりしてくれ負けるんじゃない」
それはまさに命懸けの出産である事を。
俺達は、その姿を見て嫌ってほど思い知らさてしまう
ガチャ、バタン!
藤「ニカ!」
河「渉、どうなっている」
戸「これは!?」
橋「なんでこんなに苦しんでいるわけ」
千「うあ、ああぁ」
玉「千…賀‥」
塚「そんな」
宮「千さん!」
千「うっ、ああぁぁ」
五「マジかよ」
山「こんなにも酷いものだなんて」
屋「‥‥‥」
集まって来た誰もが茫然と見つめる中。
胎内から出ようとしている子供の反動で。
シャアーッ!
横「破水だ、始まる」
ニ「始まるって」
塚「生まれるって事か」
横「健永、頑張って力むんだ」
千「むっ、無理…力が出ない‥ハァハァハァ」
横「ニカ抱えてやれ」
二「分かった」
俺は後ろから抱きかかえるようにし健永の身体を支えた。
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