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天使と悪魔

第18章 新しき命

・二階堂side

千「にっ…カ」

二「俺達はいつも一緒だ、ずっとこうしててやるから」

千「う…うん‥くっ」

横「宮田、今のうちに湯を沸かしとけ」

宮「了解」

横「ハッシー無理して見なくもていいぞ」

橋「そんなことはない俺、知りたいんだ自分がどんなふうに生まれて来たのかを」

玉「ハッシー」

横「そうか、裕太」

玉「大丈夫、俺が傍についてる」

河「あと何をすればいい」

横「俺達は見ている事しか出来ない、クッ」

戸「千賀、頑張れ」

五「みんながついてる」

山「負けるな千賀」



そして、緊迫した雰囲気が周囲を包み込み。



千「うっ、うああっ」



いよいよ出産のときを迎える。

が、俺はこのとき心の中で必死で叫んでいたんだ。

ミツお願い見ているのならこいつを護ってくれ。

頼むから健永を助けてミツうぅーっ

“ニカ…”



二「‥‥っ」



それは聞き間違いでも幻聴でもない。

“大丈夫だ俺が絶対に護ってやるからよ”

俺の耳には確かに聞こえたんだ。

眠り続けているミツの声が





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