天使と悪魔
第18章 新しき命
・千賀side
あの日以来―
“なぁーに沈んでるんだ?大丈夫だって言ったろ”
俺が少しでも元気をなくすと、その声は聞こえて来るようになり。
今日さ、初めてお腹の子が動いたんだ。
“良かったじゃん、元気に育ってる証拠さ”
宏光なんで眠ったままなの
“さぁ?俺にもよく分からねんだわ”
そこ何処?
“んっ?どこだろ、綺麗な所だぜ”
ねぇ、それって意識だけが飛んでっちゃってるって事かな?
“かもしれない”
戻って来るんだよね?
“当たり前だろ”
じゃ待ってる。
“あぁ、フッ”
千「ううっ、ああっ」
横「健永、落ち着いて深呼吸するんだ」
千「っ…ハァハァハァ」
五「そうだ、それでいい」
横「力みたくなる反動に、上手く乗り力を入れるいいな」
千「う…うん‥くっ」
宏光!
千「うっ、うぅーん」
河「よーしその調子、いいぞ」
いないのか、クッ!
横「もう1回」
千「うっ、うーん」
もっ、頭がクラクラして…
玉「頑張れ千賀」
塚「千賀」
千「うっうーん、クッ」
河「負けるんじゃねぇ」
真っ白になっちまうよ。
宮「千さん」
藤「ヤバい気を失いかけている」
二「しっかりしてくれ」
五「くっ、体力の限界か」
薮「それって」
みんなの声が微かに聞こえて来るんだけど。
塚「おい、おいったら」
橋「健永!」
山「ダメだ、戻って来い!じゃなきゃ」
玉「お願い千賀」
屋「やっぱり運命は変えられないのか」
宮「そんな事ない乗り越えられるさ」
五「そうだ負けるな」
二「みんな傍にいる」
ニカ…にっ‥ごめん…も‥俺…くっ‥
が、諦めかけたそのとき。
ふわっと自分の身体が何かに包み込まれたのを感じ、それは凄く温かくて。
なに?これ。
“…賀”
心が安まっていくのが分かったんだ。
“千賀”
と、聞こえて来たその声は
宏光!
“よく頑張ったな”
思わず眼を開くとそこには光り輝く宏光の姿があり。
“もう大丈夫だ”
えっ?
“身体の中を浄化してやったから、安心してその子を産んでやりな”
本当に?
“あぁ、フッ”
俺、死んだりなんかしない
“なわけねぇじゃん、ほら生まれたがってるぜ早く、陽の光り浴びさせてやれ”
うん、ニコッ!
・
あの日以来―
“なぁーに沈んでるんだ?大丈夫だって言ったろ”
俺が少しでも元気をなくすと、その声は聞こえて来るようになり。
今日さ、初めてお腹の子が動いたんだ。
“良かったじゃん、元気に育ってる証拠さ”
宏光なんで眠ったままなの
“さぁ?俺にもよく分からねんだわ”
そこ何処?
“んっ?どこだろ、綺麗な所だぜ”
ねぇ、それって意識だけが飛んでっちゃってるって事かな?
“かもしれない”
戻って来るんだよね?
“当たり前だろ”
じゃ待ってる。
“あぁ、フッ”
千「ううっ、ああっ」
横「健永、落ち着いて深呼吸するんだ」
千「っ…ハァハァハァ」
五「そうだ、それでいい」
横「力みたくなる反動に、上手く乗り力を入れるいいな」
千「う…うん‥くっ」
宏光!
千「うっ、うぅーん」
河「よーしその調子、いいぞ」
いないのか、クッ!
横「もう1回」
千「うっ、うーん」
もっ、頭がクラクラして…
玉「頑張れ千賀」
塚「千賀」
千「うっうーん、クッ」
河「負けるんじゃねぇ」
真っ白になっちまうよ。
宮「千さん」
藤「ヤバい気を失いかけている」
二「しっかりしてくれ」
五「くっ、体力の限界か」
薮「それって」
みんなの声が微かに聞こえて来るんだけど。
塚「おい、おいったら」
橋「健永!」
山「ダメだ、戻って来い!じゃなきゃ」
玉「お願い千賀」
屋「やっぱり運命は変えられないのか」
宮「そんな事ない乗り越えられるさ」
五「そうだ負けるな」
二「みんな傍にいる」
ニカ…にっ‥ごめん…も‥俺…くっ‥
が、諦めかけたそのとき。
ふわっと自分の身体が何かに包み込まれたのを感じ、それは凄く温かくて。
なに?これ。
“…賀”
心が安まっていくのが分かったんだ。
“千賀”
と、聞こえて来たその声は
宏光!
“よく頑張ったな”
思わず眼を開くとそこには光り輝く宏光の姿があり。
“もう大丈夫だ”
えっ?
“身体の中を浄化してやったから、安心してその子を産んでやりな”
本当に?
“あぁ、フッ”
俺、死んだりなんかしない
“なわけねぇじゃん、ほら生まれたがってるぜ早く、陽の光り浴びさせてやれ”
うん、ニコッ!
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